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- / ISBN・EAN: 4988102623234
感想・レビュー・書評
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冒頭にこれは事実に基ずくと出る。そして1971年と出る。で、バックにはTREXの「Get It On」がずっと流れているのだ。そして黒人の男が、仲間とベッドで戯れているある女性を写真で撮っている。これがそもそもの事件の発端なのが途中で分かってくる。
中古車販売を営む男が昔なじみの女に、銀行の警備がゆるくなる日があるから、強盗をしようともちかけられる。女は別な男からある番号の中身を抜いてくるよう言われている。男は仲間を集め、銀行の隣から地下を掘り始める。しかもそれはベイカー・ストリート。え? 赤毛連盟かい? とつっこみたくなるが、しかし事実に基づくとあるしなあ。
強盗主格のジェイソン・ステイサム、持ちかける女サフロン・バロウズこの2人がいい。サフロンはちょっとシャーロット・ランプリングに似ている。「ポルノの帝王」役がデヴィッド・スーシェ。その他俳優たちもよかった。ミック・ジャガーが貸金庫の男役らしい。気づかなかった。
最初のTレックスから始まり、1970年前あたりの音楽が随時流れるのに耳をそばだててしまう。酒場では「ミッドナイト・アワー」そして最後の方のパブではみんなで「悲しき天使」を合唱している。そして最後は、あれ、このイントロ何だったかなー?最後のクレジットではMoney (That's What I Want)で演奏者は The Storys。The Storys?知らないなあと検索してみると2003年結成のイギリス・ウェールズのバンドとある。でも曲は古そう。・・バレット・ストロング(アメリカ)が作った1959年の曲らしい。ビートルズもカバーしている。それで聞いたことがあったのかなあ。
Money (That's What I Want) The Storys
https://www.youtube.com/watch?v=ux_ibwUM5B8
バレット・ストロングのマネー
https://www.youtube.com/watch?v=yeVx1C73o8k
ビートルズのマネー
https://www.youtube.com/watch?v=CeWjEYhk7Xo
イントロがラブサイケデリコの Lady Madonna ~憂鬱なるスパイダー(2000)に似ている。この既聴感かもしれない。
https://www.youtube.com/watch?v=q0qzot4J2k4
2008イギリス
2022.9.28GYAO無料詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2008年、イギリス映画。ロジャー・ドナルドソン監督、ジェイソン・ステイサム主演。
1971年のロンドンで起こった実際の銀行強盗事件をモデルとする映画。しかし、映画で描かれた情報機関の暗躍や、政府高官・警察官のスキャンダルがどこまでこの事件と結びついているかはよくわからない(映画製作スタッフは実際の犯人グループのメンバーと接触したとあるが、Wikiの英語版にはurban mythの類だ、と書いてある)。
むしろ見どころは、1970年代のロンドンの雰囲気というか、空気感の方ではないか。トリニダード出身のマイケルXが黒人解放運動を主張し、ピースマークを付けた若者たちが出口のない社会に不満を募らせる。一方、相も変わらぬ階級エリートが自分たちの立場を守るために暗躍する――。最後にマウントパッテンまで登場するあたりはちょっとびっくりしたけれど、作品そのものは十分に楽しめた。『パララックス・ビュー』をはじめとする、1970年代以降の陰謀映画の流れに連なる一作ではないか。 -
ジェイソン・ステイサムだあ、と思い何気なくGYAOで視聴。思わぬ掘り出し物でした。ウォーキートーキー強盗の実話映画とは。ロンドンの事件だから当たり前だがステイサム以外はコテコテのイギリス人俳優ばかり。とっても新鮮でした。実話のもつ迫力があり最後まで楽しめました。銀行の貸金庫のバンカーはミック・ジャガーではないですかあ。
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まずOPがT-REXのget it onでEDがThe Storysの時点で満足。音楽がすごく良かった!
70年代な衣装や背景や車や映像の質感も細かいところまで丁寧に作り込まれている点にもテンションが上がる。
よくあるクライムアクションかと思いきや、中盤以降が真骨頂だった。ここぞというところのステイサムのアクションがかなり痛快。
イギリスは階級社会で格差もエグいから(日本も富裕層のことしか考えていない自民党政権だからじきにそうなるだろうけど)こういう一発逆転ものって喜ばれるんだろうなあ。
で、実話っていうのにめちゃくちゃビックリ。 -
1971年に実際にイギリスであった銀行強盗事件の真相を描こうとしている実話に絡んだ物語。
王室や政府高官の性的スキャンダルとか、地下トンネルを掘って銀行強盗をする面々とか、けっこう映画としてはデフォっぽいので、実話をもとにしていると思わないと特に真新しさは感じない。
ジェイソン・ステイサムが無双していないところが実話っぽいと言えば実話っぽいかも…。
そういえばジェイソンってイギリスの方でしたね。 -
おもしろかった!
ジェイソン・ステイサムがとっても良かった。
ハゲてるのに、いい男だったなぁ。
ちょっとファンになったかも。
素人集団が、幼馴染の美女から銀行強盗の話を持ち込まれて決行したら、とんでもない展開が待ち受けていた・・・という話なんだけど、実話とは驚き。
今も信じられない。こんなことが実際にあったの?と。
銀行強盗中は素人集団だけにいろいろとおトボケがあって笑えるんだけど、でもお金を手にした後、どんどん雲行きが怪しくなって、息ができないくらいハラハラドキドキした。
ポワロさん役でおなじみのデヴィッド・スーシェが出ていたことにエンド・クレジットで気づいた。見ている間は全く気づいてなかった!(いつも吹き替えで聞いていたから、声も全然違うしで)
彼の役はとても印象的だった。いかにも裏社会を生きてきた中ボスという感じで。(超大物、というほどではない匙かげんが絶妙)
あと、地元警察の以下の会話にはちょっと笑ってしまった。
「あいつ何者です?」
「MI-5かMI-6だ。彼らの違いが分からん。同じ学校出身で同じ店で背広を作る」
ははは。私もMI-5とMI-6の違いが分かんないな。
MI-5がMI-6になったのかとか適当なことを思ってたけど、どうも違うようで、今、Wikiを見たら、国内治安が5で、国外が6らしいですね。 -
TVにて
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あら、掘り出し物。面白かった。
序盤というか物語の中心となる銀行強盗まではなんだかグダグダですが、後半は絡まり合った攻防の展開が面白かったです。
映像的にはあまり感じられなかったのですが、結構古い実話が元になっているそうです。(携帯類が一切出てこず、無線でやり取りしてました)
エンディングの一件落着のシーンで、ジェイソン・ステイサムが妻に向けて、ふっ、と安堵の笑みを浮かべる表情の切り替わりがとても良かったです。追い込まれて、アクションをこなす役の印象が強いですが、その中で魅せる柔らかい表情がこの人の魅力なんだと思いました。 -
実話をもとにした銀行強奪事件の映画。
スリル満点な内容、先の読めない展開で楽しめた。
ただ、感情移入できるキャラクターがいなかったので印象深いシーンはなかった。