ナイト・オン・ザ・プラネット [DVD]

監督 : ジム・ジャームッシュ 
出演 : ウィノナ・ライダー  ジーナ・ローランズ  ロベルト・ベニーニ 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
4.00
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本棚登録 : 540
感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113759847

感想・レビュー・書評

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  • 2008年8月12日
    恋人と観ました

    ウィノナ目当て、

  • 成人して、初めて「映画館で観たい」と思って観に行きました。オムニバス形式。タクシードライバーと乗客との物語。

  • 久しぶりのジム・ジャームッシュ作品鑑賞となった。

    ある時、ある場所でのタクシーの運転手と乗客の味わいのある
    悲喜交々ストーリー。
    相変わらずのジャームッシュ・テンポ。
    オフビートな感じがいい。

    人生は様々、色んな立場の、色んな価値観が交錯して
    色んなシーンを生んでいる。

    人の幸、不幸、価値観はひとつじゃなくて
    上にも下にも人の数だけある。

    誰でも映画スターが一番だとは思っていないし
    全盲であっても見える"世界”があったり
    人知れず命のともし火が点ったり、消えたり・・・

    カウリスマキと通ずるおかしみある世界。

    市井の人々の人生譚なので短編集仕立てにしてあるのが見やすかった。

  • 慌てていた為に以前に観たのにまたレンタルしてしまった。ウィノナ・ライダーのタクシー運転手がかわいらしい。後で長文を

  • うわー、これは正に自分好みな映画。胸踊る物語も大きな出来事も起こらない、同時刻における5つの都市でのタクシーと客との会話録。全くの他人同士である運転手と客という関係が密室を共にしていくことで徐々に変化していく、その機微の推移がたまらない。間を活かした会話はそれだけでもう飽きることなくて、夜中に独りで観ていると益々引き込まれてしまう。全体としてちょっといい話で終わるのが大半なのに、それをブチ壊すローマ編がまたナイス。エンディングのトム・ウェイツの歌は、タクシードライバーの孤独に優しく寄り添ってくれている。

  • 地球のいろいろな場所の夜、タクシードライバーと客との間に起こったドラマをオムニバスで描いた作品。
    冒頭のニューヨーク編は、ウィノナ・ライダーの演じるヘビースモーカーの女タクシードライバーとジーナ・ローランズの演じる映画のプロデューサーとの掛け合いが楽しい。
    パリ編のベアトリス・ダルがプライドの高い盲目の女を演じている話も面白い。
    白目を剥いて分厚い唇にルージュを引く顔のアップが、不気味なのに色っぽい。黒人ドライバーが、「俺の肌の色が分かるか」とからかうと、しゃべり方のイントネーションで当ててしまう。どうせ料金メーターが見えないだろうと少しおまけした精算額を伝えると、「バカにしないで。乗った場所からここまでその金額で行けるわけがないわ」と正当な料金を払うところもカッコイイ。

  • 深夜に酒飲みながらダラダラ観るのがいい
    酒がうますぎる

  • 途中まですごく好き!!ハイテンションが苦手なのでローマがきつかった…

  • パリ編とローマ編は、風刺や皮肉がピリっと聞いていて良い。編集がどうの、構図がどうのというのはどうでもよく、ただ、2時間を楽しめる短編集。

    運転手と乗客の会話の積み重ねしかない。あとは、タクシーの外を流れる風景が運動感を加える。なのに、2時間を中だるみすることなく駆け抜けられるのは、まさにジムジャームッシュの脚本とキャメラワークのたまものである。


    【ストーリー】
    〈ロサンゼルス、午後7時7分〉ワゴン・タクシーの運転手コーキー(ウィノナ・ライダー)が乗せた客は、キャスティング・エージェントのヴィクトリア・スネリング(ジーナ・ローランズ)。新作の女優を探すのに苦労するヴィクトリアは、乱暴な言葉使いだが生き生きとしたコーキーに映画に出ないかと誘うが、彼女は整備工になる夢があるから、と断わる。ヴィクトリアは残念そうに、しかし少しうらやましげに見送る。

    〈ニューヨーク、午後10時7分〉寒い中、若い黒人の男ヨーヨー(ジャンカルロ・エスポジート)がやっと拾ったタクシーの運転手ヘルムート(アーミン・ミューラー・スタール)は、東ドイツからの移民で今日が初仕事。運転もろくにできず、たどたどしい英語を喋るヘルムートにイラつくヨーヨーだったが、言葉をかわすうち、昔、道化師だったという彼に打ち解ける。夜道で会った妹アンジェラ(ロージー・ペレズ)を連れてヨーヨーは家へ帰り、ヘルムートは夜の街へと消えてゆく。

    〈パリ、午前4時7分〉酔客に腹を立て彼らを追い出したコートジヴォアール人運転手イザーク(イザーク・ド・バンコレ)のタクシーに、盲目の若い女(ベアトリス・ダル)が乗り込んでくる。道順を指図し、トンネルに入って「この道じゃないわ」と注意する女にムッときたイザークは、「俺の肌の色が分かるか」と絡み、女はすまして「私は色を感じるのよ」と言った上に、イザークの出身地まで当ててしまう。目的地に着き、ロワーズ河岸を歩く女の耳に、車が衝突する音と「前は見えてるのか!」とイザークを罵る声が聞こえる。

    〈ローマ、午前4時7分〉無線相手に喋りまくっていた運転手ジーノ(ロベルト・ベニーニ)は、神父(パオロ・ボナチェッリ)を乗せる。勝手に懺悔を始めたジーノの破廉恥な言葉に、心臓の弱い神父は薬を取り出すが、ジーノの急ブレーキで落としてしまう。更に続くジーノの言葉に神父は、逐に心臓が止まってしまい、ようやくことの重大さに気づいたジーノは死体を降ろして公園のベンチに座らせ、開いたまま死んだ神父の目に自分のサングラスをかけて逃げ出す。

    〈ヘルシンキ、午前5時7分〉雪の街で運転手ミカ(マッティ・ペロンパー)は、酔いつぶれた男アキ(トミ・サルミラ)と同僚の労働者2人(カリ・ヴァーナネン)(サカリ・クオスマネン)を乗せる。アキにとって今日がどんなに不運な1日であったかを説明する2人に、ミカは自分の体験を語り始める。やっと生まれた赤ん坊が早産で、1週間も持たないと医者に宣告された。ミカと妻は愛情を押し殺していたが、赤ん坊は小さな体で生き続けた。「あなたは間違っている、あの子を愛してあげましょう」。愛情を注ごうと決心した翌朝、赤ん坊は息を引き取った。2人は悲しい話に啜り泣き、ミカを抱擁して車を降りていく。残った酔っ払いアキの無事を見届けて、ミカのタクシーは雪の街路を走り去る。

    世界の5つの都市のタクシーの中で同じ時間に起こる出来事を繋いでいく、「ミステリー・トレイン」のジム・ジャームッシュ監督・脚本作。今回は製作もジャームッシュ自身、エグゼクティヴ・プロデューサーはジム・スターク、撮影は「ワイルド・アット・ハート」のフレデリック・エルムス、音楽は「ダウン・バイ・ロー」のトム・ウェイツが担当。

  • (1992年作品)

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