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- / ISBN・EAN: 4988142793027
感想・レビュー・書評
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ファッションや髪型はさすがに時代を感じさせますが、映画の中身は案外古びてないです。非常に爽快なサクセスストーリー。
なんといってもヒロインのキャラクターがよい。男勝りの上昇志向ではなく、彼女の努力家の面が強調されているので、自然と応援したくなるのですね。舌足らずで甘ったるい話し方のメラニー・グリフィスの雰囲気とキャラクターがよくマッチしています。ケガで療養中の女上司(シガニー・ウィーバー)になりかわってこっそり商談を進めてしまうというコメディ展開も楽しい。
で、興味深いのがビジネスパートナーのハリソン・フォードの存在。彼女の能力を高く評価し、彼女が窮地に立っても常に彼女の味方となって励ましサポートしていく。「女性の自立」というのは男性の庇護下から飛び立っていくことで、その女性を失うことでもあります。そのために体を張れる男というのはカッコいい。彼女への所有欲しかない恋人(アレック・ボールドウィン)とは実に対照的です。
余談ながら、若き日のケヴィン・スペイシーがちょい役で出演。ワンシーンだけの登場ながらなかなかインパクト。でもこの彼が後年オスカー俳優になるなんて誰が想像したでしょうか…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
驚くほどバブリーなファッションには度肝をぬかれますが、ストーリーの普遍性にすぐに違和感を感じなくなりました。
ファッションが派手で学歴が良くないから紹介される仕事先はポン引きまがい、ようやくたどり着いた理想の女上司も実は……
そこで入院中の上司に成り代わり動いてしまうのがアメリカン・ドリームの牧歌的時代映画というか笑
勧善懲悪で気持ちいいが、日本にはこれで上司が勝っちゃうんだよなあと何か暗然たる気持ちに(´-`).。oO あと浮気する奴は基本的に同感できない。
主役女優さんの声がめちゃくちゃ可愛かった! こんな話し方できたらどんな男もイチコロな気がします、憧れる。 -
学歴のせいでなかなか昇進できないしがないOLが、休職中の上司に成り代わり、自分のアイディアと人間性をもってプロジェクトも恋も成功させるサクセスストーリー。映画の背景には、学歴による昇進機会格差やウーマン・リブ活動を始めとした女性解放運動などの社会問題が存在していることが伺える。登場人物のファッションやヘアスタイルに時代を感じさせるところもファッションの歴史を見ることができて興味深い。映画史の中でも価値ある作品だと思う。
メラニー・グリフィスの舌っ足らずは話し方と女部長を擬態する時の貫録ある話し方の切り替えがなかなか面白いし、ハリソン・フォードはうまい具合に三枚目のポジションを演じている。
Carly Simonが歌う主題歌”Let The River Run”も良かった。アカデミー賞を受賞するだけある。 -
バブル時代の映画で、でかい肩パットに紫色や青色の瞼をしたお姉さん方が出てくる。
シガニー・ウィーバーはすぐ後に公開したゴリラの映画の宣伝をさりげなくやっているし、ハリソン・フォードもインディ・ジョーンズのオマージュを軽くこなしている。
いろいろな見方が出来ておもしろいけど、やっぱり主人公は一番魅力的だ。
30歳の贅肉の付いたぽよんぽよんした裸体を惜しげもなく、実にナチュラルに披露して、なんとも親しみが湧く。
大出世して最初に電話をかける相手が彼氏ではなく、親友だというところが最高にかっこいい。
アメリカがまだ夢と力を持っていたころの素敵な映画。 -
おー懐かしい。
久しぶりに見ると、髪の毛と上着でかっ!
ボリューミー&ダイナマイツ。
同僚達の化粧もみんな凄い。
企業合併の内容は詳しくないのできっと都合のいい話になってると思うけど、単純にサクセスストーリーで最後は気持ちいい。
それよりも今回見たことで、ケヴィン・スペーシーがチョイ役で出てるのを発見。知らなかった。得した。 -
ニューヨークで仕事を達成するには、狡猾に、自発的に、結果を出すためにやりきらないといけない。
Change the rule. Get myself into it.
テス役のMelanie Griffithの声が可愛すぎ。
Harrison Fordイケメンすぎ。
あー緊張。 -
舞台はニューヨーク!時代は、日本がバブル真っ盛りの時の映画という事で”日本”という単語が度々出てきます。学歴差別やセクハラに悩む主人公が部署移動キャリア女性の下で働く事に喜んでたのもつかの間、この上司がなかなかの曲者で、主人公の考えたアイデアを自分の物にしちゃいます。主人公はこのピンチを。。。
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1988年作品
マイク・ニコルズ監督
アメリカンドリームの物語
シガニーウィーバーとメラニーグリフィス
「アイデア」をどう利用し、
実際に結びつけていくのか?
スーパーエリートガールと
まったくこつこつと積み上げ努力しよう
としている女性の対比がおもしろい。
その中で、ひとりの女性が
変身していくのが何ともいえず魅力的である。
企業ドラマとしては女性VS女性という構図が珍しく、S・ウィーバーの悪役ぶりも面白い。主人公に扮するM・グリフィス