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- / ISBN・EAN: 4988142826329
感想・レビュー・書評
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アスペルガー症候群を患う、人付き合いが苦手な天体オタクの青年と、失恋で心に傷を抱えた童話作家志望の女性が織りなすホロ苦い純愛の顛末を描いたラブ・ロマンス。サンダンス映画祭ほか各国の映画賞を受賞。
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原題: ADAM
中途半端で尻切れトンボ…ラブストーリーとしてもアスペルガー症候群を描いた映画としても。アスペルガー症候群という視点では、最近観た'MY NAME IS KHAN'の印象が強く残ってる。
無理やりな形のハッピーエンドへ押し込まなかったのにはホッとした。全体的に音楽がミスマッチだけども、自然は美しく映像にとらえられてると思う。
立ち返って考えるのは、嘘やことばの裏というものがまったくないコミュニケーションだとすると、どうなるだろうか、ということ。別に支障はないし極めて私も本当に思ってることを口にする(してしまう)類だと思っているのだが。これは「病」?neurotypical (N.T., ニューロ ティピカル)じゃない? -
天体に関してとても詳しいアスペルガー症候群な彼、という設定だけど、天体に詳しいという長所が生かされてない気がする。
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ラストがちょっと……。
見終わった後の気持ちが、すごく最低だった。
なんていうか、主人公の男の子がピュアすぎて、逆に見るものの心をえぐるのだ。
嘘を見破れない主人公は、彼女のちょっとした悪意のない嘘に、キレてしまう。その気持ちは分かるし、彼は特殊な病気を患っているからしかたないのだけど、なんだかとても残酷。
しかも彼女は自分の父親が悪意ある「策士」だと分かって、混乱。彼の気持ちを追体験する。そのことでさらに混乱。
部屋のプラネタリウムや、公園のアライグマのシーンは良かったけど。