自転車泥棒 [DVD]

監督 : ヴィットリオ・デ・シーカ 
出演 : ランベルト・マジョラーニ  エンツォ・スタヨーラ 
  • ファーストトレーディング
3.76
  • (13)
  • (18)
  • (15)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 114
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4571339483094

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とにかく辛くて。ついていない男は、とことんついていない。貧しさから抜け出そうと必死なのに報われない。理不尽。中学生の頃、NHKで「道」を観て、「鉄道員」「自転車泥棒」を観ました。モノクロのイタリア映画の言いようのない悲しさ、切なさ。辛くなるのは分かっていながら観てしまいました。少年の悲しい顔、辛い。

  • 2023/12/22
    こんな時代があった。

  • 終始救いのない映画。救いのなさが徹底している。いらぬ気晴らしにお金を使って気は晴れず、馬鹿にしていた神頼みにお金を使って何も得られない。運も悪いが手際もよくないあたりが本当に救いがない。
    物語の進行のテンポが悪い。これも救いのなさの重苦しさを表現する手段なんだろうか。それにしても観ていて少々退屈した。

  • 第二次世界大戦後の(物理的にも経済的にも)荒廃したイタリアやドイツの街の風景、復興の様子は日本ともダブるところがあって興味深いです。

  • 貧困の辛さの描き方、イタリア映画って妙に日本くらい切実に物悲しく救いがなくて親近感を感じてしまう。何も悪いことしてない貧しい人が更に惨めになるだけの、本当につらい…社会の救いのなさもなんともはや。国が富まないと、と思うと現代日本人暗澹たる思い。

  • 切ない話ではあるけれど哀愁があって嫌いにはなれなかった。

  • ヴィットリオ・デ・シーカ監督、1948年、イタリア。

    ヨーロッパ映画は身も蓋もないというか、出口がないのである。

    世は終戦後の不況の時代。2年間職にあぶれていた男・アントニオはようやく働き口を見つけるが、仕事の最中に自転車を盗まれてしまう。自転車がないとせっかくの仕事を失う。警察はにべもなく、自力で探すしかないが、万策尽きてアントニオが取った行動は、息子が見ている前で別の自転車を盗むことだった・・・。

    モノクロ映画ということもあるが、全編を覆う異様な緊迫感と、その出口のなさに押しつぶされそうになる凄い映画であった。

  • 長い失業の末、映画ポスター貼りの職を得たアントニオは、質屋から自転車を請け出し、六歳の息子ブルーノを乗せ町を回るが、ふとした隙に自転車が盗まれてしまう。

  • タイトルがもうずばりこれなので、いつ盗まれるのかとドキドキしていた。盗まれた後が悲惨で観るに堪えない。泥棒のグルの人たちが全体で正しく灰色の「悪の一味」に見えて、画面の魔法を感じた。

    (20131123)

全13件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×