ブラック・スワン [DVD]

監督 : ダーレン・アロノフスキー 
出演 : ナタリー・ポートマン  ヴァンサン・カッセル  ミラ・クニス  バーバラ・ハーシー  ウィノナ・ライダー 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.65
  • (151)
  • (327)
  • (246)
  • (68)
  • (17)
本棚登録 : 1637
感想 : 275
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142874627

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あらゆる意味で過剰。精神の崩壊していく様を虚実の境目なしに撮る手法は使い古されていて新鮮味はない。演出家の求めるブラックスワンの官能性にいかなる主体的なアプローチもせずただ悩むだけの主人公はやはり単に相応しくないのでは?としか思えず。
    プレッシャーによろ錯乱によってはからずもめざましい黒鳥の演技を見せるのだがはたしてそれはドラマのオチとしては弱すぎやしないか?

  • フランス映画かと思うほどダルかったが本番の主人公が圧巻。
    純粋さと狂気とを感じた。
    役に成り切るプレッシャーから、薬物を知り、行きずりの男性と関係を持ったのは勿体なかった。黒鳥を表現する過程として性的な描写が多かったのが、話題性のための設定に感じた。
    主役の演技で持った映画。
    主演女優賞に納得。

  • 善と悪の葛藤

  • ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、元ダンサーの母親の寵愛のもと、人生のすべてをバレエに捧げていた。
    そんな彼女に、新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。
    しかし純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならないこの難役は、優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦だった。
    さらに黒鳥役が似合う奔放な新人ダンサー、リリー(ミラ・クニス)の出現も、ニナを精神的に追いつめていく。
    やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていくのだった……。
    「白鳥の湖」の主人公に抜擢されたことをきっかけに、ライバル・リリーの奔放なバレリーナの誘惑や厳しい監督の指導や白鳥と黒鳥を演じ分けなければならないプレッシャーの中で、次第に精神的に病んでいき、自傷行為に走ったり、幻覚を見たり代役に役を盗られるという妄想に捕らわれ、破滅していく主人公ニナを、ナタリー・ポートマンが、鬼気迫る熱演で演じきっています。
    娘の出産のためにバレリーナの夢を諦めて、ナタリー・ポートマン演じる主人公ニナに夢を託すあまり、過大な期待をかけて過保護に接する母親をバーバラ・ハーシーが不気味に演じ、ナタリー・ポートマン演じる主人公のライバルで主人公の悪の部分を引き出して破滅に追いやるリリーをミラ・クニスが小悪魔的にセクシーに演じています。
    サイコ・サスペンスやホラーの要素があって、主人公の葛藤と破滅を鳥肌が立つほど描き切った傑作です。

  • 飛行機の中で観た。
    やっと観れた!噂通り、綺麗で圧倒的。主人公のもとの優しい性格とか見てても、バレエが好きでうまいだけじゃプリマを続けていけないというのは、ほかの職業でもいえる気がする。

  • バレエ界の気持ち悪さが描かれているように思った。いやバレエに打ち込むダンサーを晒すのではないが、相手を蹴落としてなんぼみたいな世界、ちょっと理解できないんだよな…いや芸事だからそれは容赦なくていいだろうがその方法が、未だにパトロンとか偉い人と寝てってショービジネスなのも不健全だし気持ち悪い。それで病む親子もあるだろうよって闇を描いた映画かなと思った。
    バレエって衣装から体のラインを誰にも隠さない、そういう身体的プライバシーのないものだし、そのためか精神論でもひどいハラスメントじゃないかってのを平気で語られるから目を向いてしまう。しかし演技指導だとしたらありえるのか、その線引きの曖昧さがとにかく気持ち悪くて、バレエという業界に自分が持っている敬遠の気持ちなり距離感を理解した気がします。
    レズセシーンは美しかった。ドロドロした女の世界は好きよ

  • ●せっかくの休日ですし、HDDの整理も兼ねてぱーっとした映画でも観るか! ・・・そして選んだのがこの作品。なぜだ自分。

    ●才能と美貌はあるが、毒親に束縛され続けている優等生バレリーナが主人公。
    かつての人気プリマが落ち目となり、新作の主役を手に入れるチャンスが舞い込んだ! ここは勇気を振り絞って演出家の部屋に行っちゃうんだぜ! ってキスだけかよ!
    ・・・そんなわけで、まんまと主役の座をゲットした主人公ですが、根が真面目で思いつめる性質なもんだから、役の重圧にどんどんどんどん自分で自分を追い込んでいくと言う。
    サンフランシスコから来た陽気で開放的なミラ・クニスの影響で、初めてママに反抗し、飲みに行ってドラッグやったりもしてみましたが、一夜明ければ「…はっ!あれはライバルの陰謀だったのでは!?」などと思ってしまう始末。
    そんな ×神経質 ○繊細 な彼女の行く末とバレエ団の命運を賭けた新作初日の運命や如何に!!?

    ●クッッッソ真面目で抑圧的な主人公と、ナタリー・ポートマン自身の清潔感満載な優等生イメージがベストマッチすぎる作品。
    おかげでエロシーンがぎごちなさすぎてかえってエロスを感じるみたいなややこしさをかんじた。ナタリーファンの意見を聞いてみたいようなそうでもないような。
    ヴァンサン・カッセルは、普通のエロいおっさんでした。ミラ・クニスはかわいい。

    ●まあいちおうハッピーエンドと言うことで。異論は認めます。今回観たブラックスワンは深夜の地上波吹き替え録画版だったので、微妙なシーンが切られてるかもしれないし。いずれにせよ痛いのが苦手な人は見ない方が吉。


    ・・・・・・ほんとは録画しといた『ベイビー・ドライバー』を観るつもりだったんじゃよ。でも吹き替えだったんで、やる気が失われたんじゃよ。音が主役な作品は原語で観た方がいい気がしまして。また後日。

  • 素敵ー!!
    終盤の黒鳥の踊りが凄すぎた。

    でも私は、これはハッピーエンドではないのでは・・・?と思う。
    本当は黒鳥は踊っていなくて、勿論ラストの拍手喝采も総て妄想(願望)なんじゃないかなって気がした。

  • 見た。サイコサスペンス。面白かった。

  • 映画館の音響でクラシック音楽は迫力だった!人間ドラマ、官能的なシーン、サイコ・サスペンス、色んな意味で最後までドキドキさせられた。まさに完璧。しかし救いがなかったな〜(´・ω・`)

全275件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×