運動靴と赤い金魚 [DVD]

監督 : マジッド・マジディ 

出演 : ミル=ファロク・ハシェミアン  バハレ・セッデキ  アミル・ナージ 

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感想・レビュー・書評

[モモ☆さんの感想 · 2021年7月16日]

1997年　イラン

監督　マジッド・マジディ

アミル・ナージ、ミル＝ファロック・ハシェミアン、バハレ・セッデキ

この監督の作品を観るのは2作目。以前「少女の髪どめ」を観に行ったことがある。でもこちらの作品の方が有名らしい。

「運動靴と赤い金魚」って変なタイトルだなぁ！と思ったのだけど、英語のタイトルはChildren of Heaven。うううう、こちらもピンとこない（笑

貧しい家庭のアリが妹ザーラの靴をなくしてしまい、父親に言い出せなくて二人で一足の靴を交代で履いて学校に行く。そして運動靴が景品のマラソン大会に出るってお話。
貧しい環境で父親はがみがみがみがみ怖くて学校の教頭も生徒の言い分を全く聞かずに怖くって、なんかせつないわ。
可哀想なアリ。

そのくせ父親は口下手で庭師のバイトをしようにも営業ができずにアリがする始末。
あ～～せつない。

頑張ってマラソン大会に出たものの運動靴の景品は3位。なのに優勝してしまうアリ（笑
優勝したのにせつないわ。

何でマラソン大会のゴール寸前であんなに何人もがデッドヒートしてるのか意味不明だけど、まぁ、面白かった。
面白かったけど、せつないわ。せつない、せつない、せつないわ。

ラストに父親がたぶん、庭師のバイトで稼いだお金で子供たちに運動靴を買ってたけど、あれを子供たちが手に入れるところまで観たかったなぁ。

[Formiga77さんの感想 · 2021年6月7日]

欧米とは違うイラン映画の味が出ている作品。

[gmindさんの感想 · 2020年1月24日]

イラン／1997年／マジッド・マシディ監督／ミル・ファロク・ハシェミアン出演

話としては、靴がない　ということだけ。修理した妹の靴を間違えて持っていかれてしまう。

靴がないと学校に行けないという妹に、兄は昼からの登校なので、交替で履くことにする。疾走する妹と兄が健気でかわいい。それでもブカブカなので溝に落として流れていったり、遅刻して先生に怒られたり。不愉快そうな妹に、長い鉛筆をあげたりもらってボールペンをあげたり。ブスッとしていた妹の笑顔がまた可愛い。ニコニコして見てしまう。

靴がないというだけでこれだけのドラマになるんだ。解説で斎藤工が、イランには小津監督作品などが見られるてと言っていたが、そういう影響があるのかもしれない。失くした靴を履いてる女の子を見かけ家まで行くがお父さんが目が不自由な人で、それ以上言えなかったり、最後のマラソンなどベタな展開だが、全く気にならない。最後のほうでお父さんの自転車の荷台に2つの靴が載っている。二人がどんなに喜ぶだろうと思うが、そのシーンはない。日本映画だとベタベタにしてしまうところ、なんともスマート。でも二人が喜ぶところ見たかったなぁ。

[keiichitamuraさんの感想 · 2015年9月22日]

欲しかった物は栄誉ではない。

努力と結果の向こう側、兄妹愛に癒される。
経済的背景と社会的背景が一層この作品の奥深さを増す。

[satotinoさんの感想 · 2015年9月16日]

好きです。

もっと暗い話なのかと思って身構えていましたが、貧しくてもたくましく生きる子どもたちに元気をもらえました。

[yu0kiさんの感想 · 2015年9月4日]

幼い頃午後のロードショーとかでみて大好きだった映画。

久しぶりにDVDでみたが、素晴らしさはまったく衰えることはない。展開のよさ、さりげないカットのよさ、無駄がない映画ってこいうことだ。

[yuzz2さんの感想 · 2015年3月5日]

評判ほど印象的ではなかったけど、
なかなか目にする機会の無いイランの庶民
の生活を垣間見れ、そこで暮らす
子供達の愛らしさと力強さが素敵だった。

[pean1269さんの感想 · 2015年2月20日]

ほっこりするいい映画。
子どもの表情に癒されます。

[khappyさんの感想 · 2014年12月26日]

お父さんがちょっと見てられない系。イイ話しではある。幸せになってほしい。

[ざざあるいは電気羊さんの感想 · 2014年9月21日]

妹の運動靴を失くしてしまった兄。二人で一つの靴を交互に履いて通ったりする。マラソン大会の３位の賞品が運動靴と知って、懸命に走るお兄ちゃん！３位になるために！イラン映画が大好きです