- Amazon.co.jp ・電子書籍 (224ページ)
感想・レビュー・書評
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会社の役員がお勧めされていた本で読んでみた。
自分にとっての仕事の報酬は何か、を考えることが重要というメッセージだと思う。
著者は「能力を磨くこと」「仕事(作品)を残すこと」「人間の成長」の3つであると述べている。どれもわかるし、わからなくもある。要は志を持って仕事に臨めということなんだろう。
自分が事業会社に勤めているというのもあるけど、仕事というのが会社に属することによって成り立つことがまだ多いこの世の中では特に、人との関係性で仕事をすることによる「人間の成長」「人間の心との格闘」というのをモチベーションにしなきゃなあと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前にも読んだことがあったが、今回改めて電子版を買い、読んだ。
田坂氏の語り口が好きだ。特に書籍講話というこのスタイルは素晴らしい。
仕事の報酬には、求めるべき報酬と結果としての報酬という二つがある。
求めるべき報酬とは、能力、仕事、成長の3つの見えない報酬である。
結果として得られる報酬とは、給料や役職といった、目に見えない報酬である。
求めるべき報酬=見えない報酬
→ 能力、仕事、成長
結果として得られる報酬=見える報酬
→ 給料、役職
いまの社会は、これを錯誤している。
見える報酬を一生懸命、求めている。
仕事を通して得たスキル。このスキルそのものが一つの報酬である。
また、成し遂げた仕事そのものが、作品であり、報酬である。
そして、仕事を通して得た、人間的な成長。これこそが、決して壊されない報酬である。
仕事に打ち込んだ結果得られる人間的な成長。これこそが仕事の報酬である。