- Amazon.co.jp ・電子書籍 (282ページ)
感想・レビュー・書評
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昔放送されたNHKの特集を本にしたもの。
たまに地域通貨とか〇〇券みたいな政策がでるが、お金が回るようにし、地域経済活性化の取り組み、ということか、と。あまり考えていなかったが、たしかにそうだ。
本はアマゾンではなく、地域の本屋で買うとか、そういうことで雇用が維持されるのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
題名のとおりお金を根源から問う内容。お金は腐らないばかりかプラス利子が増殖し時に暴走する。複利の効果は現在の預貯金の超低金利では実感がないが、その効果は指数的で際限のないものになる。未来のお金を考えさせられた。
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物々交換を滑らかにするための手段だったお金が、利息や利子によって利が利を生むことを持って至上とするお金になってしまったことに警鐘を鳴らす。そして、その解決策の一つである利子のない世界を幅広く紹介する本。
詳細は下記。
https://note.com/t06901ky/n/n9bc6d68265b1 -
シルビオ・ゲゼルの自由貨幣について書かれている。ゲゼルの入門書的な内容だ。
Twitterなどの経済関係のtweetでもあまり出てこないマイナー思想だが、とても理にかなっている。もっと掘り下げて知りたいと思う。 -
既存の経済学に挑戦すると息巻いておきながら、そもそも経済学の基本的知識がかけているのでは。。
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お金そのものが商品化され、利子によりお金が自己増殖するシステムは「ガン細胞」のようで危険と著者はいう。
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お金とは何か? 『モモ』や『はてしない物語』の作者として有名なミヒャエル・エンデの生前インタビューをもとに、著者らグループが綿密な取材に基づいて構成した渾身の一冊。漠然と感じていた現代通貨システムへの疑問を明確にしてくれると同時に、不安と絶望をも突きつけられた。
金本位制における貨幣は金の代用品であり、現物の金によってその価値を裏付けられていた。では現在の制度における貨幣の価値は何によって裏付けられているか? 教科書的には「国家の信用」であるが、それは要するに何によっても裏付けられていないということだ。薄々感じていたことを本書ははっきり指摘している。
ドルも円も、何によっても担保されていない。だからこそいくらでも発行できる。お金でお金を買って利子が付いて、資産が青天井に膨れ上がる。しかし、この世に存在する商品(お金で買えるモノやサービス)の総量をはるかに越える通貨が存在するということは、何を意味するのだろう。この経済は本質的にバブルだということではないのか。
さて本書の中ではゲゼルの自由貨幣を初めさまざまな形での通貨が紹介されている。それらはいずれも国の中央銀行が発行する通貨とは異なるシステムで運営されている。残念ながら日本では日本銀行券以外の通貨を発行することは禁じられているが、米国を初めいくつかの国では条件付きで合法のようだ。
ただぞれらはいずれも小さなコミュニティの中でしか成立していない。日本全体のように規模の大きな経済圏で通用させるにはシステムが脆弱すぎるだろう。しかし、いつかは円もドルも致命的な破綻を迎えるのではないか、そんな心配がふつふつと湧いてくる。