会計士のジェインは、いたって平凡な女の子。仕事漬けの毎日を送っていました。
そんな彼女がある日、レストランで見かけた素敵な男性に、一目惚れ。もう2度と会えるチャンスも無いと思っていたのに、彼は、彼女が担当する会計セミナーへやってきます。
ヒーローのギャレットは、家族で始めたモデルエージェンシーの経営を任されているという美青年。彼の前だとガチガチになって、挙動不審になってしまうヒロインが可愛らしかったです。
その後、彼から、モデルエージェンシーの会計処理の仕事を頼まれたことによって、2人の間は仕事上ではありますが、急接近。
彼の一家の事業が危機的状況に陥り、そして彼女も職場で男性の後輩に利用され、手柄は横取り・失敗はなすりつけられるという散々な目にあったことをきっかけに、彼女は彼のモデルエージェンシーの会計担当として転職することになります。
ジェインが職場で、「これだから女は。」とか言われてしまったり、自分よりも数倍早いスピードで男性の後輩(しかもそれほど有能ではない)が出世してしまうのを目の当たりにするシーンでは、「あー。そういうことは普通にあるね!」となんだか身につまされる気持ちになりました。
その後、ギャレットにふさわしくなりたい、モデルエージェンシーのスタッフとして恥ずかしく無い美しい女性になりたいとダイエットを始めるジェインですが、ギャレットはそんな彼女から一歩引いてしまいます。
この辺りの、感情のすれ違いは、なんだか切なかったですね。
いろいろなことが解決して、物語のラストで、ギャレットがジェインの為に用意してくれたサプライズは、素敵だったなーと思います。