レンタネコ[DVD]

監督 : 荻上直子 
出演 : 市川実日子 
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021137225

感想・レビュー・書評

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  • 「子どもの頃からなぜか猫ばかり寄ってくる。人は全然寄ってこないのに。」

    亡くなったおばあちゃんの家で猫たちと暮らしながら、レンタネコ屋と株と占いとTVCMの作曲で生計を立てている主人公は市川実日子ちゃん。
    それぞれ寂しさを抱えた(実日子ちゃんはそれを「穴ぼこ」と呼ぶ)人がそれを猫で埋めようと猫を借りていく。そして最初に決めた期限がやってくると返しに来る。(もらわれてった子もいたけど)

    何も考えたくないとき、フィクションの世界からも変に刺激を受けたくないときにはもってこいの映画。だってストーリーの中で悲しいこと、つらいことが何も起こらない。出てくる猫がみんなかわいくて、実日子ちゃんのファッションや生活している様子も素敵で、猫を借りてく人たちの抱えた寂しさが少しせつない。ぼんやりと眺めていられるのがとてもよかったです。

  • 市川実日子が光石のことを不審者かどうかジャッジしているシーンと、臭い靴下を摘み上げる動作をした時の表情がとても良い。市川実日子という女優さんはうまいのか下手なのか分からなくて、地なのかな演技なのかよく分からないけど、奈良美智の書く女の子みたいな硬い表情をしている実写の女の子だから好き。

    川原で、おいてけぼりになる所だったーというシーンは、あの感覚が表現されているのをみて、おぉと思った。

    寂しさを埋めるレンタネコ→寂しい人が借りる→人が寂しくなくなる。
    おばあちゃんをなくしたサヨコ→寂しかったが猫が埋めた→今は寂しいのではなく結婚がしたい。→寂しいのではないのかな?
    寂しさを埋めるもの。私は猫じゃないのが良い。
    「寂しいままなんてぜったいにいけません」

    ちょっと気に入っているのは最初のおばあちゃんの息子。このペタペタした映画には不釣り合いな火曜サスペンス顔の俳優さんがひとりでシリアスな人間を演じていて。なんか、凄い期待してしまった。。。(でも何もおこらず。)

  • ♪レンターぁぁぁネコっ、ネコネコっ…寂しい人にーぃっ、ネコ! 貸しますっ♪

    猫を乗せたリヤカーを引きながら市川実日子が歌うこの独特の節回しが、ずっと頭に残って仕方ありませんでした(笑)

    「かもめ食堂」が偉大すぎて、その後のほっこり雰囲気系作品は、どうもイマイチかなぁ~、前作が偉大すぎるのもツライよね、などと思って観始めたのですが、これが意外に良かったです。
    ワタシが猫好きなのもあるのかもしれませんが、猫がさほど好きではない人でも面白く観れると思います。

    市川さん演じるサヨコはじめ、猫に癒されるレンタネコ屋のお客さん達、オジサンなのかオバサンなのかわからない変な隣人(小林克也さんの怪演がスゴかったです(笑) 小林さんの出るシーンでいつも爆笑してました)、ウソつきな元同級生…と、出てくる人たちがものすごく個性的。
    「アンタの前世はね、セミだよ」
    にはお腹を抱えて笑ってしまいました。

    人となりを描くエピソードも、なんかヘンでくすっと笑ってしまうエピソードや、ほろりと来てしまうエピソードなどあって、まぁ現実でそんなことはない、というのは十分コチラもわかってはいるのですが、大人のファンタジー的な感じで観ていて心地よかったです。

    オムニバスっぽい形式なのですが、まぁあんまり大きく動くストーリーではないので、これはこれでうまく考えられているかな、と感じました。
    エピソードをうまく選んでいけば、1クールぐらいの30分ドラマになりそうだなぁ、とも思いました。

    ただ、「かもめ食堂」を超えたか、というと、やはり小ネタをつないだ形式になるので、その辺りはやや難しいところかもしれませんね。
    それでも、個人的には好きな雰囲気、ストーリーの映画です、と思ってしまうのは、やはりワタシが猫好きだからでしょうか。

  • レンタ〜ネコ!…ネコ!ネコ! ♪〜
    これを聞いた瞬間にやられました。
    お気に入り映画に追加っ★
    ネコはもちろん、衣装もだし、
    やる事なす事ぜんぶ可愛い!!
    途中、すごくドーナツが食べたくなった○
    私もあの食べ方したい!
    とっても好きな世界観でした。

  • んートイレットが面白すぎたから期待しすぎちゃったかなー。トイレットがこってた分、すごくあっさりしてるような感じがした。このゆるさは好きだけど、旧作で100円で借りても良かったかなーってレベル。350円の新作で借りるとちょっと物足りなさが…。でももう1回見ると思います。もう1回みたら良さがじわじわと出てくるのかも。次回作も期待してます!

  • サヨコの周りには好かれ知らず知らずのうちに猫が集まってくる。
    亡くなった祖母の仏壇を守りながらサヨコは心の寂しい人に猫を貸すレンタネコ屋を始めていた。
    老い先短いので猫はもう飼えないと思っていた老婦人、単身赴任中のサラリーマン、客の来ないレンタカー店の女性、サヨコの中学時代の嘘つき同級生からネコを借りたいと頼まれる。

    レンターネコ♪ネコネコ♪寂しいときにはネコ♪
    こんなレンタネコ屋さん来ないかなぁ。
    1本の尺が短いので、TVシリーズでたくさん話みたい気がする。

  • やっとみれた
    これは、猫好きと市川実日子が好きな人のための映画だと思う…
    だらだらしすぎて私にはだめだったな…
    ところどころ面白かったけども

    車屋の人が面白かった
    ドーナツの食べ方笑

    やっぱり、人と人との絡み、心情の変化とかを見るのが好きなんだなってこれを見てて思いました笑

  • レーンーターーーネコッ
    ネコネコッ♪

    心の穴ぼこを埋めてくれるレンタネコ屋さんの話
    強いて言うなら、あつーい夏にエアコンつけないで、ガリガリくんを食べながら、寝転がって観たい。
    そうして観てたら☆5!
    リベンジでまた夏に観たい

  • ドラマ「すいか」みたいな雰囲気に、
    久々に癒される。


    派手な演出や展開がある訳でもなく、
    ちょっと変わった愛すべき他人の暮らしをのぞき見るような楽しさを味わい、
    ふとした一言に妙に心つかまれ、
    ゆるい雰囲気に癒され、
    この感じがたまらないなぁ。

  • れんた~ねこ、ねこねこ♪

    いいなぁ、うちにも来てくれないかな
    心の穴ぼこにちょうどいい猫を見つけるのがとくいなレンタ猫屋さん^^

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著者プロフィール

荻上直子(おぎがみ・なおこ)
1972年、千葉県生まれ。映画監督、脚本家。千葉大学工学部画像工学科卒業。1994年に渡米し、南カリフォルニア大学大学院映画学科で映画製作を学び、2000年に帰国。2004年に劇場デビュー作「バーバー吉野」でベルリン映画祭児童映画部門特別賞受賞、2017年に「彼らが本気で編むときは、」で日本初のベルリン国際映画祭テディ審査員特別賞など、受賞多数。他の監督作に「恋は五・七・五!」「かもめ食堂」「めがね」「トイレット」、著書に『モリオ』がある。

「2021年 『川っぺりムコリッタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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