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感想・レビュー・書評
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「うるがん伴天連(バテレン)」が、京の町で見た<悪魔>のことを織田信長に物語ったというお話です。〝人間の顔を持ちながら蝙蝠の翼と山羊の脚を備えた奇怪な小動物〟だったようですが、或日のこと「うるがん」は、南蛮寺の門前で<悪魔>に魅入られた姫君の輿の上で、玉のように美しい顔をもつ苦悩する<悪魔>を見つけます。 悪魔退散の祈りのなかで聴こえたのは「清らかな魂を見ると地獄の底に連れてはいけない。されども堕落させたくなる。この不憫な気持ちを憐れんでほしい・・」天国と地獄の間をさまよう<悪魔>の告白でありました。
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読了日 2023/11/15
青空文庫10分で読めるシリーズ。
悪魔が姫君を堕落させようとしているのをとっ捕まえて話聞いた話を聞いた話。 -
人間にも悪魔と同じ「悲しさ」がある、ということらしい。
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うるがんが見たという悪魔についての話。
悪魔と同じ心理が人間にもある、というか人間も悪魔であるということなのか。
青い目なら悪魔が見えると言っても信じられるという状況が、今では考えられないということが面白いと感じました。
外国人というだけで、同じ人間という感覚も無かったのかな?
オルガンティノという名前の人が「うるがんばてれん」と呼ばれるのも、あだ名みたいな感じですかね。 -
結局悪魔はだれだったのだかがわからない・・・
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ちょっとよくわからなかった・・