冷泉帝の行幸が綺羅びやかに行われた。
冷泉帝は確か…ともう一度調べ直したら光源氏と藤壺中宮の不義の子だとウィキペディアに書いてあり、あっ、そうだった!そりゃ美しいはずだと納得。
その姿のあまりの美しさに見ていた玉鬘は他の人が目に入らないほどだった様子。
(ここで髭黒大将があえて出てくるのは伏線かしらね…??)
そこで光源氏は玉鬘に宮仕(尚侍となることを)を提案。
裳着(もぎ)という女子の成人祝を済ませる必要があり、玉鬘が本当はあなたの娘だよと内大臣へ伝えようと考えた。
光源氏は玉鬘への気持ちを断ち切るためだったのかな。
ただ、内大臣の母上である三条の宮(大宮)の体調が悪くて儀式への参加を断られる光源氏。
どうしたものかと三条の宮を訪れると光源氏が来たことで元気が出てきたという。
光源氏のカリスマ性ってやばいわ。
三条の宮からの連絡で内大臣は、光源氏が自分に話したいことは夕霧と雲居の雁のことだろうと思ってた。
ところが、玉鬘だったので聞いた内大臣は喜ぶ。やっと本当のお父さんに話が伝わったのね。周囲のいろんな思惑の中で生きてる当時の姫君たち。気の毒な気もするけれど…。
裳着では懐かしの末摘花からもお祝いが届いた模様。二条院ではお祝いを控えてたから余計に悪目立ちした感じ。
そして和歌も光源氏への当てつけのような内容。からかうような返歌をした光源氏。
なんか一生懸命な末摘花がかわいそう。
でも光源氏は地道に彼女の面倒を見てるから許そう、か。
また「例の蓮っ葉な大臣の娘」と与謝野晶子が表現しているあのコが登場する。
近江の君だ!
玉鬘の宮仕が羨ましくて私も私も〜と自己主張する所がなんとも滑稽だけど、ここでもやっぱり女性の奥ゆかしさが美とされるんだよなぁって再確認。…考えすぎたら生きづらくなるから昔話のことなんだと気をそらしていこう。
内大臣は、もしや光源氏が玉鬘を狙ってたのでは?!とちょっと疑ってもいたけれど、やっと親子が繋がり、めでたい回だった。
しかしながらこの後どうなるんだろう。
やっぱり続きが読みたくなるよね。