阿頼耶識の発見 よくわかる唯識入門 (幻冬舎新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしい本で、唯識が非常によく分かりました。阿頼耶識を澄ませるために、実践できふことも具体的で、何度も読み返して染み込ませたいです。

  • 7割ほど読んでやめた。ぜんぜんわからない。唯識思想自体がわからないのではなく、説明と構成が悪くて、著者が何を言いたいのかつかめない。

    「つまり」や「要するに」といったような言葉のあとには、それまでの話を要約したり、別の表現でわかりやすく伝える文章がくるが、この本ではそれがない。噛み砕いて説明してくれるのかと思ったら、それまでと同じような掴みどころのない説明がきて、結局よくわからないままになる箇所がとても多い。

    また、「あとで詳しく説明する」が多い。ゼノンのパラドックスはパラドックスではないということを、遍計所執性と依他起性という概念を用いて説明しているが、この段階では肝心の依他起性の説明がされていないので、「パラドックスではないことを立証できるのです」と言われてもよくわからない。なぜ先に全ての概念を説明したあとに論証しないのか。

    それに、図がほとんど意味をなしていない。わざわざ図にするまでもない内容の図が多い。

    唯識思想は難解である前提で書かれている本なのに、わかりやすくしようとする工夫が感じられない。

  • ただ心があるのみ。納得感があるが、著者がいう「科学」とは違うとおもう。分析指定理解しようとする部分は科学と同じかもしれないが、再現性がないし検証しようがない。そこだけ引っかかる。むりに現代人が乗っかっているパラダイムから説明しなくてもいいのではないだろうかと、おもった。

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著者プロフィール

1940年、福岡県生まれ。1964年、東京大学農学部水産学科卒業。1967年、東京大学文学部印度哲学科卒業。1974年、東京大学大学院印度哲学博士課程修了。現在は立教大学名誉教授、正眼短期大学副学長。
著書:『唯識の哲学』(平楽寺書店)、『唯識思想入門』(第三文明社)、『唯識とは何か』『十牛図・自己発見への道』(以上・春秋社)『ゆずれば無我か』(佼成出版社)、『漢梵蔵対照・瑜伽師地論総索引』『梵蔵漢対照・蔵梵漢対照・佛教語辞典』(以上・山喜房佛書林)、『やさしい唯識』(NHK出版)、『仏教思想へのいざない』『唯識で読む般若心経』(以上・大法輪閣)、『十牛図入門』『阿頼耶識の発見』(以上・幻冬社)ほか多数。


「2020年 『〈新装版〉唯識でよむ般若心経 空の実践』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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