東大落城安田講堂攻防七十二時間 (文春文庫) [Kindle]

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  • 最後に事件当時と今(この本が書かれた時点)との日本社会のギャップについて述べられているが、東大安田講堂事件(1968)からこの本が書かれた年(1992)まで24年、今はそこからさらに26年だ。日本はもっともっと変わっている。
    学生たちの目指したもの、その手段の幼稚さにはあきれるが、学生たちをそこに向かわせた問題意識、それは果たして今は解決されたと言えるのだろうか。
    50年という時間に、当時と今とを完全に切り離す力があるわけではないんじゃないか。

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著者プロフィール

1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等に警備幕僚長として危機管理に携わる。86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、89年昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。2000年、第四八回菊池寛賞を受賞。2001年、勲二等旭日重光章受章。著書に『東大落城』(文藝春秋読者賞受賞)等がある

「2016年 『重要事件で振り返る戦後日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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