桃太郎 [Kindle]

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  • 2012年9月27日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 桃太郎が鬼退治の理由、衝撃の真実とは?!
    かなりシュール

    「桃太郎」芥川龍之介著
    Day59-2


    https://amzn.to/2R2d2P7

  • 別視点の桃太郎の話。人間の残酷さを描写。

  • 芥川龍之介の桃太郎は、漫画太郎のつっぱり桃太郎に負けないくらいつっぱっとるで

  • 1万年に一度実をつける世界の夜明けと共にあった桃の木。
    その実には赤児が入っているという。
    やがて実がおち、谷川でせんたくをしていたお婆さんに発見されて…。

    ただ鬼ヶ島を征服したいという己の欲望に従って、安穏に暮らす鬼たちを蹴散らしてゆく桃太郎。
    とんでもない桃太郎の話。

  • 視点が違って面白い

  • 桃太郎の真相…、知りたくなかった(笑)

  • 芥川せんせい、辛辣だけどシャレが効いてますwww

  • 【コメント】
    第一次世界大戦が終わったばかりの当時、
    海外に権益を拡大していく日本を桃太郎にみたてて
    風刺している。物語としては面白くない。

    だが、当時をあれこれ想像するには面白い材料ではある。

    *** 比喩とか
    桃太郎:日本。
     鬼を退治し宝を目当てに、椰子の茂る絶海の孤島
     を目指す。
    犬猿雉:旧藩の派閥か?
     互いに仲が悪い。
    鬼:パラオやマーシャル諸島を植民地にするドイツか?
     平和に暮らす穏やかな人たちとして登場する。
     原住民はそうかもしれないけど、植民地にして
     いたドイツ人を鬼と見るほうが適当だと思う。
    鬼ヶ島:パラオやマーシャル諸島?
     第一次世界大戦後、戦勝国の一つとなった日本が、
     ドイツから譲られた委任統治領。※植民地ではない。
    宝:
     資源か?

    *** 芥川が見た日本は。。。
    この物語では、桃太郎(日本)は略奪者(ワルモノ)として
    登場する。だが、大戦後のパリ講和会議では(白人が
    多民族を見下し世界中で植民地のぶん取り合戦をして
    いるなかで)戦勝国のひとつだった日本が唯一主導
    して、人種差別撤廃を認めさせようと動いていた事実
    もある。

    この桃太郎の物語は、芥川の目に映った日本を投影
    しているのだろうが、なんだか一方的に自虐/偏向
    しているように見える。やはりプロパガンダか。。。

    *** プロパガンダに利用される桃太郎
    wikipediaによれば、桃太郎は明治時代から陣羽織に
    日の丸の鉢巻をして「勇ましい日本の象徴として」
    描かれるようになったのだそうな。

    *** その他にも桃太郎(wikipediaより)
    芥川龍之介をはじめとして、
    尾崎紅葉、正岡子規、北原白秋、菊池寛
    も同じお題で作品をだしたのだそうな。
    読み比べたら面白いのかもしれない。

    【内容】
    芥川龍之介による桃太郎のお話し。

    桃太郎のお伽話にのせて、
    第一次大戦後の直後の日本を風刺している。
    ※サンデー毎日/臨時増刊(毎日新聞社1924,大正13)

  • ■書名

    書名:桃太郎 [Kindle版]
    著者:芥川 竜之介

    ■概要

    大正期に活躍した「新思潮派」の作家、芥川竜之介の後期の小説。
    初出は「サンデー毎日」臨時増刊[毎日新聞社、1924(大正13)年]。
    「白葡萄」[春陽堂、1925(大正14)年]に収録。昔話「桃太郎」
    のパロディであるが、日本政府が中国を植民地化したことを訴える
    内容となっており、その政治性、時代性から初期プロレタリア小説
    と位置づける見方がある。
    (From amazon)

    ■感想

    こういう本って昔からあるんですね。
    昔話に背景、設定を色づけして新しい話にする手法ですね。
    これ、解説に「中国の植民地化を指摘している」内容と書いてあり
    ますが、今の時代にこれを読んで、植民地化を思い浮かべるなんて
    絶対いないでしょう。

    もはやおしつけでしかないですね。
    くだらない。

    植民地化がいいわけでも悪いわけでもなくて、今の時代にこの小説
    をその観点で見させようとしている概要紹介がくだらないです。


    読めばわかりますが、内容は、まあ、普通という感じですね。
    今の時代なら、同人誌レベルの内容だと思います。

    これ、芥川 竜之介というName Valueが無い状態で読んで、何人が
    面白い!というのでしょうね。。。

  • 星四つ

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