こころ [Kindle]

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  • 2012年9月27日発売
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  • “先生“のはなし。
    学生視点で、年配の先生の物語を語る。
    先生の隠された過去について気になったり、語られなかったり、語られたりする話。後半は先生からの手紙で、Kと妻との過去が語られる。
    文体は古いがシンプルで読みやすかった。

    父の話が最後まで語られず終わるのが、かえって良く感じた。人物の名前が1人も出てこなかった気がする。

  • 主人公と恋愛感情を持つ女の子とその子が好きなKのお話


    後半の手紙は、国語の教科書でやったなぁと懐かしい気持ちになった。

    大学生の彼らとその外の世界の人との、
    情報や知見の違いはこの時代からあるんだなあと。

    先生は利己的でかなり不愉快な気持ちになりながら読んだが、これだけ感情を揺さぶるような表現や言い回しは素晴らしいと思った。

  • 自殺はしてはいけない。ほんとに。

  • 登場人物が何一つ共感も尊敬もできないような人間たちばかりで、話も暗い。
    回りくどくて固い言い回しが多く読みづらい。
    現代小説を読み慣れているので、楽しめない。

著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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