- Amazon.co.jp ・電子書籍 (315ページ)
感想・レビュー・書評
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親の金で生活しているニートが親友の奥さんへの恋心を止められなくなっちゃった話。
個人的に不倫は大嫌いだし、興味もないんだけど、三千代さんの夫の平岡は結構嫌な奴だと思う。イライラを妻にぶつけるところも嫌だし、亡くなった子ども、そして妻に対して無神経なのも嫌だ。だからこそ代助には三千代さんと平岡の結婚のときにしっかりしてもらいたかったんだけど。
まあ理想ばっかり語って仕事しない代助も相当困り者ですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中盤くらいまでは、読み始めると眠くなり、
なかなか進まなかった。
本筋とは全く関係ない主人公の言動が時々面白い。
特に、「入眠時の意識の行方を追いかける実験」は、
私も何度か試したことがありちょっと笑えた。
そんな共通の経験があるけれど、
やはり「三四郎」同様、共感するのは難しい・・・ -
Kindleでの最初の本。時間がゆっくり流れている印象。
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前期3部作の第2段で、三四郎に続く。設定や登場人物はまったく変わるが、恋愛の過程が進む。
淡い憧れの恋だった三四郎に対して、仕事につかずに親の金で暮らす主人公が、人の妻との不倫の関係になる話。
最後はどうにもならなくなって終わる。
三四郎よりも濃密で、漱石の小説の中では、おもしろく感じた。 -
前半はわりと好きな感じだった。
それから、どうなったのか気になる。 -
好きな作品。
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青空文庫で読んだ本。夏目先生独特の、若干ウジウジした主人公。でも、彼が書くと、ウジウジ型主人公が嫌いな私が、何故か気にならない。グングン読めてしまう。よほど彼の文章が好きなんだと思う。