- Amazon.co.jp ・電子書籍 (227ページ)
感想・レビュー・書評
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大学時代に違う訳で読んだ以来の再読。
少年の心の様、そして、生命力みなぎる自然の描写、庶民の生活ぶり。全ての描写が見事というほかない。
少年から青年に至るのは、どれほど困難かを表しているように感じた。
学校批判、大人批判はもちろんだが、それ以上の深みを持った作品。名作だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
りんご…
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受験にしても何にしても、自分が目的意識を持って、主体的に行動することが、人生の幸福に繋がる
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100年以上前に書かれた古典だが、若者の情熱と苦悩、無理解な大人との対立などが描かれており、現代に通ずる感性を感じた。けれども、主人公の迷い込んだ袋小路はつらすぎて、途中からなかなか読み進めなくなってしまった。若い頃はこうした作品を読むのを敬遠していたが、主人公と同じ年齢のときに読んでいたら、なにかしら得るものもあったかもしれない。
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誰にでも覚えのある思春期の孤独を描き、一人の少年の破滅を通して、子どもに対する大人の無理解を告発する書。
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ヘルマン・ヘッセの古典的名作。
田舎の村の古い慣習、抑圧的な教育により疲弊し、エリートコースから脱落してしまう生真面目な少年の話。
古いお話ですが、中身はまったく古びていないし、現代日本でも、すごく共感ができる話。
教育の目的とは個人の成長ではないし、組織は天才を潰す。明るくはないけれど、暗すぎもしない、期待をかけられ、それから逃げ出す主人公の心情は多くの若者に重なる気が。
もっと早く読めばよかったな、と思いました。名作です。 -
鮮やかで淡々とした調子で近代っぽいしつこさがないし、終わり方がめちゃくちゃ好き
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つまらない