『注文の多い料理店』序 [Kindle]

著者 :
  • 2012年10月4日発売
3.70
  • (11)
  • (25)
  • (29)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 195
感想 : 30
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (3ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この経験から紙屑のように表情がぐしゃぐしゃになった。後に何を試してもぐしゃぐしゃの表情は直らなかった。
    という終わり方好きです。紙媒体で読むと尚更深みが出そうな言葉だと思いました。

  • 非日常的な世界を味わえる賢治作品。
    食べられる側になってしまう西洋料理店に、はらはらする。

    ふたりの猟師の青年の成り上がりな気持ちが、紙くずのような顔になり、東京に帰っても元にはもどらないとは、賢治なりのメッセージが巧く伝わります。

  • 懐かしい。やっぱり面白い話だけど人の思い込みとかそういうことを揶揄して書いたのかな?

  • 注文の多い料理店と言うタイトルに
    明るさを感じ読み進めたけど
    全然違った。w
    山の中で遭難した男2人がたまたま小さな小屋を見つけたら
    注文の多い料理店という表札に喜び
    中に入ると色んな注文をされる。
    で、終いには食べられそうになるけど
    遭難する手前で死んだと思ってた犬が助けに来た!
    やったね!という、まぁ滑稽な話。
    それにしてもうまくできてる。

  • ちょっと怖いんだけれど…… 何度読んでも、小さい頃、初めて読んだ時のあのドキドキした感じがよみがえってくる!

  • いぬ。いぬがいい。いぬが死んでしまう話でもあるが、いぬに救われる話でもある。いぬ好きは読んでほしい。

  • ペンネーム:mii
    "昔からこの話の店主は「にゃあお、くわあ、ごろごろ」という鳴き声から大きめの猫だと思っていましたが、今読むと、どこにも正体が書かれてないことに気付きました。いらっしゃいと繰り返すことでとても不気味になっていると思いました。2人の紳士は怖かっただろうなと思いますが、私は動物のほうが好きなので、これに懲りて楽しさを求めての狩猟は止めればいいと思いました。
    自分たちの勝手な解釈で勝手に罠に嵌っていく姿にどきどきワクワクを感じました。"
    青空文庫→https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43754_17659.html
    姫路大学附属図書館の蔵書を確認する→https://library.koutoku.ac.jp/opac/opac_link/bibid/SS00024967

  • 話としては知っていても、しっかりと読む機会がないままでした。こんなにも勢いのあるテンポで綴られているとは思いもよらず。楽しく、そしてゾッとしました。

  • 話の内容は生きている間で何らかのタイミングで知っていましたが、こうして改めて読むと、「こんなに躍動感あったっけ」と思わせるほど生き生きとした文章で、読んでいて楽しかったです。

  • ファンタジーですね~

全30件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮沢賢治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×