アイヌ神謡集 [Kindle]

著者 :
制作 : 知里 幸恵 
  • 2012年10月4日発売
3.93
  • (3)
  • (7)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 75
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (157ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 詩を摂取する一環で読んでましたが、結構好きでした。動画で節のあるものを見てみよう

  • 武田泰淳集に影響されて一読した。ゆっくりと読むべき本であると思う。早逝した知里幸恵がもっと生きていたなら、どのようなことをしたのだろうか。

  • 2022.09―読了
    言語学者.金田一京助に背を押されるようにして、伝承されてきた「アイヌ神謡集」を執筆するも、出版を待たずして儚くも僅か19歳で散ったアイヌの乙女―知里幸恵―
    13の小篇からなる神謡―神の歌われる叙事詩―はいずれもあたたかく優しいお話だ。
    自然や動物や物などあらゆるものを神として敬い愛するうつくしい心が、擬人化した言葉の表現にそこはかとなく感じとれる。
    アイヌにおいては、獣鳥虫魚介草木日月星辰、みな神である――

  • フクロウの神の話し、狐の神の話しまで、40%を読んだ。素朴な自然の神々を感じる。アイヌの残すべき神謡なのだろうが、どうにも私には物語の良さがわからず、途中でやめることにした。

  • 「アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」」つながり

  • 道民としてはアイヌを知っておく必要がある。
    まずは歴史から知ったほうが個人的には入りやすいかな。

  • 様々な動物が神格化された言い伝えや詩を日本語に翻訳された本。アイヌの方が翻訳をされているので、言葉の翻訳はほぼ正確なのだろうけど、行間に潜むアイヌの自然観のようなものは、もっと背景的なものを理解しないといけないように感じる。アイヌ語で語り口調で聞くと、もっと理解できるのかもしれません。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1879(明治12)年
6月25日、幸恵の母ノカアンテ(ナミ)、北海道幌別村のカンナリ・ハエリリ(金成恵里雄)とモナシノウク(茂奈之)の娘として生まれる。ナミは姉のイメカナ(1875年生まれ。マツ)とともに早くから函館に出て、英国人宣教師ジョン・バチラーの創立した愛隣学校に修学。日本語・英語を習い、敬虔なクリスチャンであった。
1884(明治17)年
4月15日、幸恵の父の高吉、北海道登別村のチリパ・ハエプト(知里波ヱ登)と加之の息子として生まれる。
1902(明治35)年
4月、知里高吉と金成ナミ結婚する。
1903(明治36)年 0歳
6月8日、幸恵生まれる。
1904(明治37)年 1歳
幸恵の祖父ハエプト、熊狩りの仕掛矢(アマッポ)に誤あたり死亡。その時、父高吉は日露戦争に出征中であった。
1909(明治42)年 6歳
2月24日、弟真志保生まれる(旧制一高、東京帝大出身、アイヌ語を研究する言語学者となる。『分類アイヌ語辞典』など著作集六巻がある)。この秋、幸恵は旭川近文の聖公会伝道所にいる金成マツのもとに領けられる。伯母マツ(金田一京助『アイヌ叙事詩ユーカラ集』の伝承者)とナミやマツの母であり、金田一京助をして”私が逢ったアイヌの最後の最大の叙事詩人ユーカラクル〃

「1992年 『銀のしずく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

知里幸恵の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×