いま、会いにゆきます (小学館文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 映画版が大好きなので今更ながら原作と比較してみたくて読了。
    結論としては、マジ最高だった。

    オチ知っててもラストは鳥肌立った。
    オチ知ってたせいで、途中の伏線にその場で気付けてしまうのが何とも言えず残念ではあった。

    映画版との比較という観点で言うと、小説と映画はもはや全くの別物だなという感想。

    小説は読み終わるまでに4時間程度かかったけど、映画は約2時間。比べてみると映画版はストーリーの構成もかなり書き換えられてるし、原作の重要なエッセンスだけをピックアップして2時間に収まる内容で書き直したもの、という感じ。

    映画版では、2時間に収めるために、前振りの緻密さとか登場人物の細かな人物描写とかは多少犠牲になってしまっている印象は受けた。

    あと、小説読んでると、映画のキャストの顔と声が脳内再生されてしまう時があって、これは正直「邪魔だな」って思った。
    もっとも、小説読んでから映画を見たとしても、それはそれで先入観が邪魔して映画を純粋に楽しめなくなる部分ありそうなので、ある程度はしょうがないのかなと思う。

    最初に言った通り、もはや別物なので「どっちの方がいい」とかいう視点で語るのはナンセンスだなと思う。どっちも最高。

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。獨協大学卒業。'97年からインターネット上で小説を発表。2002年1月、「Separation」で出版デビュー、いきなり同作がTVドラマ化される。次作「いま、会いにゆきます」は映画化され、100万部を超えるベストセラーに。他の著書に「恋愛寫眞――もうひとつの物語」「そのときは彼によろしく」「弘海――息子が海に還る朝」「世界中が雨だったら」がある。

「2009年 『きみはぼくの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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