- Amazon.co.jp ・電子書籍 (407ページ)
感想・レビュー・書評
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絵はとてもきれいで女の子も可愛く、SF的なアイディアや世界観も素敵だった。
SFアイディアがトンデモ(でありながら、わかってやってるそのトンデモ感がすごく良い)なテイストとか、『ああっ女神さま』にも似て、懐かしく楽しめた。
水に沈んだ東京とか、地球に環がかかるとか、情景もとても素敵。
ただ、ストーリーの牽引力は若干弱めで、ちょっとずつ読んだ。
ダメな点として、「女の子にセクハラをする少年の心を持った天才オヤジ」「セクハラされて苦笑いで済ませる女の子」の造詣ばかり続くのがキツすぎた。
これは、「他人よりも頭がよいが、何らかの理由で認められておらず不遇なオレ」「を絶対的に認めてくれて、セクハラとかしても笑って許してくれる、オレの性的な母親」が戯画化されていたのだと思う。こうした戯画化は現代の作品にも多く見られると思われるが、自分には合わなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
星に願いを と チャイナさんのシリーズが好き。
人生に絶望した身寄りのない独身のあなたを求む。
宇宙、行きたいなー。 -
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めっさSF
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たぶん鶴田謙二唯一のちゃんと終わった作品(連作集なので当たり前なのだが)。
10年ぶりに読み返してみると、こんなに星野之宣から影響受けてたのかと改めて驚く。SF的な世界観と展開(ハードSFよりの星野に対してどちらかというとファンタジーより)、人物の造形、画のタッチ、どれをとっても鶴田謙二が星野フォロワーであることは明らか。
近作では人物造形がだいぶアニメ的になって星野之宣からは離れているが、原点はそこなんだなってのがわかって面白い。 -
9784063198454 の電子書籍化。