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- / ISBN・EAN: 4988102122690
感想・レビュー・書評
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WOWOW/アメリカ/2012年/ジョー・カーナハン監督/リーアム・ニーソン出演
とにかく寒そう。撮影は大変だったのではないだろうか。一人ずつオオカミの餌食となり事故で亡くなっていく。最後は一人だが、それも闘って死ぬなら本望だ というところで終わっていて、ボスオオカミの大きさからするとダメそうな気もする。
手持ちのカメラのぶれ方がいい感じでドキュメンタリー効果を出している。話もなかなかにシリアス。人物を描くことに集中している。その分陰々滅々である。戦い方としてはとにかく逃げることで、銃弾を棒の先につけて突くという程度ではどれだけ効果があるのか。このあたりはもう少し派手な展開があっても良かったのではないかと思う。《八甲田山》並の寒そうな撮影の裏話を聞いてみたい感じだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画の内容がタイトルから類推できない大賞を差し上げたいくらいですが、リーアム・ニーソンのはまり役だったことは確かです。
最後、せっかくオオカミの縄張りから逃げたのに・・安易にハッピーエンドにしないのがドキュメンタリーっぽくていい。とはいえ、あくまでもフィクション映画のようです。
主人公の思い出のベッドシーンから現実へのフラッシュバックが何度も繰り返されるカメラワークがお気に入りだったようですが、少し凝りすぎで疲れました。 -
リーアム・ニーソンわりと好き。
サバイバル映画だったし、死を選ぶとしても全ての死を背負うにしてはちょっと年齢いきすぎてる感じはしたけど。
普通に死んだら駄目な主人公だった。
『図南の翼』をちょっと思い出したけどあれは王になる物語だから違うけど、やっぱりリーアム・ニーソンは死んじゃったやろうな。 -
少し前に『狼に冬なし』(岩波少年文庫)を読んでいたので、雪原での狼の遠吠えは非常に恐ろしさを感じた。眼に見える敵として狼が描かれているが、本当に怖いのは、自然の中に置かれた人間の無力さだ。
もっと生きたい人が死に、最も死にたいと思っていた人が生き残って行く皮肉。
非常に面白かった。 -
リーアム・ニーソンが出演しているというだけで鑑賞した映画。
雪山に飛行機が墜落して、野生の狼相手にサバイバル…
だと思っていたけど、想像以上に過酷で救いのない作品でした。
だからこそ登場人物一人一人の言葉に重みがあり、
時折垣間見える主人公の過去があまりにも辛い。
大自然の前では、人間はあまりにも無力。
月並みな言葉ですが、まさにこの映画の全てでした。
最近はこの手の映画珍しいですね! -
感動が無いかなぁ~。飛行機が雪山に墜落して乗客が遭難というと「生きてこそ」が浮かんでくる。全盛期のイーサン・ホークの代表作ともいえそうな作品なうえにアーロン・ネヴィルのアヴェ・マリアが頭の中に鳴り響いてくる。
同じテーマとなると比較対象として観てしまうから困ったものです。
「ザ・グレイ」
https://www.youtube.com/watch?v=U_17gnp70nc
敵は自然の猛威から狼へ、そして逃亡劇。自然からの脱出からではなく、狼からというのは見る側に常に緊張感は絶えることないのだが、少し元気すぎる。というよりもこの作品は「生きてこそ」よりも生への執着心というか希望を大きく持っている。悪くないのだが、結末が……寂しすぎるなぁ~ -
生き残れ。本能が叫んでいる。
THE GREY -
飛行機が墜落した先は吹雪真っ只中で、しかも周りは狼の群れ、みたいな感じのサバイバル。暗闇に爛々と輝く目、目、目、そんでもって遠吠え、唸り声みたいなワイルドな怖さがある。狼に襲われ―の、凍死しーの、と生存者が少しずつ脱落するのだが、意外にバラエティに富んでる。主人公の妙な回想のせいでしずかーな感じで進むので、ようやく最後の対決でこれを待ってましたってところで、それかよなラストに僕はご立腹です。