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- / ISBN・EAN: 4907953032682
感想・レビュー・書評
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キャラ立ちのする感じ。
それはそれとして好きだけど、ぼろぼろになっていくチームを最後のほうは見ていられなくなった。
かといって、そうまでしてほしかったものはなんなのかが見えてこない。もはやなくなってしまったから、固執しているような、そんな気もする。
モモ良かった。絵になるな~。
柔らかい顔のイケメンだけど、薄暗い役のほうが似合う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
役者陣がほんとに良かったです。中でも特に妻夫木くんは最高でした。「悪人」のときの役も絶望的であったけれど、この作品の幸田の方が更に目が死んでいるように見えて、演技の深さにぞくぞくしました。あと、撃たれたあとからラストまでですが、例えば車内で痛みに唸りながらモルヒネを打つところとか、痛みに絶えている表情や声がうまいなーと、わたしは思いました。ラストにかけてどんどん厚みが増す演技に圧倒されました。
http://eigabako.brexcel.co.jp/archives/559 -
残念!ものすごく残念!!
原作はものすごく面白いし、出演者もとっても豪華な俳優陣。
なのになぁ~、なにも印象に残らなかったんです。
クライム映画だからか、画像がいつも暗いのも気になったかなぁ。
大阪のど真ん中にある銀行本店の地下にある金塊をどうやって強奪しようとするのか?など計画するところとかはおもしろいんだけど。
ん・・・実に残念としか言葉がでません><
もしかしたら原作がよすぎるのかも。
読んでいるとき、映像が頭の中にでてきたくらいの秀作ですから。 -
大阪を舞台にごろつき集団が
銀行に眠る240億円の金塊強奪を企てる。
パッチギが予想以上に面白かったので、
ちょっと期待値を上げ過ぎてしまったのかもしれないが、
イマイチだった。
トレイラーで宣伝されていた「札束より欲しいもの」が何なのか、
ぼんやりと分かる気はするが、今ひとつはっきりせず、
描ききれているとは言い難い。
原作を読んでいないので何とも言えないが、
たぶん浅野忠信への演出をミスったのではないかと思う。
作中、自己を評して「緻密さと大胆さを兼ね備えた」
といったニュアンスの科白が出てくるが、ここの描き方が弱い。
単に粗暴で不器用で人情に厚いチンピラに成り下がっている。
浅野が演じきれていないのではなく、演出もしくは脚本が
そのスタンスに立ちきれていないので中途半端になっている。
結果、彼を中心とした徒党の輪郭がぼやけてしまい、
行き当たりばったりの計画感ばかりが目立つようになるので、
それぞれが「札束より欲しいもの」が曖昧になり、
妙に緻密な強奪シーンだけが変に浮く。 -
最初の段階から関係性が分からないのはまだいい。徐々に明かされていくだろ期待感が持てるので。
が、最後に語り入って来てもイマイチその関係性が不透明で、分かりにくいメインの二人…。
《強盗》をメインにした映画に欠かせない疾走感が足りなくて、イメージしてた映画ではなかったかな。
個々の掘り下げにもう少し時間を割いて、スパイやチンピラの絡みをもう少し削ってもらうと、もう少し分かりやすい映画になったのでは…?と、思うほど観終ってからもやっとしました。 -
それぞれに理由ありの6人の男たち。ヤクザに邪魔されたり裏切り者がいたりするなか、彼らはそれぞれの特性を生かし、無事に銀行の地下に眠る金塊を手に入れることができるのか?
ちょっと期待していたのとは違っていた。左翼とかスパイとかやくざとか、なにやら絡み合っているみたいだけどあまり理解できず。とにかく乱闘と乱射シーンが多い&無駄に人が死ぬ。痛そうなシーンがかなり多い。溝端くんの役は一体何だったんだろう。どうして金塊を狙おうとしているのか、この6人がそれぞれ何者でどうやって知り合ってどういう目的で手を組んだのかなど、かなり荒っぽくしか触れられていなくてこれだけでは理解不能。やっぱり小説読んだ方がいいかなぁ。後半、実際に金塊を奪う過程はスリリングだったけど、おもしろかったのはそこだけ。奪ったからどうというのもなく、妻夫木くんは死んであっさり終わってしまうし。なんにせよ、ロケ地が地元だったのは興奮したけど、それだけだったなぁ。 -
2012年。製作国日本。監督:井筒和幸。出演:妻夫木聡、浅野忠信、西田敏行。
井筒監督は主にタモリ倶楽部で呑んだくれている姿は見たことあるんだけど、作品は初めて見た。役柄にはまった役者を使って抑制の効いたトーンでしっかり暴力を描いていて、とても質の高い映画でした。評判通りに有能な監督なのだなと実感することが出来ました。次回作は是非劇場で観たい。
妻夫木聡がワルを演じているのを見るのは楽しい。本作は「冷静な悪役」の演じ方がちょっといかにも過ぎるなと思っていたのだけれど、終盤にかけて熱量が上がっていく過程を見せられてなるほどと思った。クライマックスの無音の慟哭はぐっと来た。髭が伸びるにつれ山田孝之に似て来るのは何でだろうか。
浅野忠信が出演する映画はほとんど観たことがなかったので新鮮であった。観たことがないながらもなんとなく器用なタイプではないんだろうなと思っていたのだけれども、本作の不器用、というよりも言動も行動も解像度が低い、という人物像は結構はまっていたと思う。マイティーソーへの出演の直後の撮影だったのでガタイが異様に良い時期だったこともあって、なかなかに気味の悪い、かつこういう面倒に巻き込み巻き込まれるタイプの人っているよな、という絶妙な造形になっていたと思う。回りにこんな人がいたら困る、という意味ではもちろん感情移入は出来ないのだけれど、家族が巻き込まれる場面はもうちょっと見てられないシーンになっていた。
端役だと左翼団体の人がよかったですね。こういう顔とか体系の人にこういう役をやらせるあたりが監督の力量なのかなと思ったりしました。あと青木ムネタカは青木ムネタカだと最後まで気づかないくらいハマりまくっていました。 -
演技は良かったと思う。内容は個人的にはパッチギよりは見れた。パッチギでも思ったけどエロ必要かね。
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WOWOWで無料放送していたので視聴。
原作は既読。
大阪の街の雰囲気であったり、配役の妙であったり概ね満足できるものだった。
ただラストの部分で自分が原作を大幅に読み違えていたのがわかってすごく衝撃を受けた。
そうか、幸田さんは実は…というのがわかってラストのモモへの懐古の想いを投げかけるような独白の部分が更に活きるのだなと思い改めてああ、いい作品だなぁと感じ入ることになった。