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感想・レビュー・書評
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ご存知池上彰氏が教養とは何か?学ぶ事とは何か?人は何故学ぶのか?を語った一冊。
学ぶということは、「要するに何なのか?」「そこから導き出されるものは何なのか?」を考えることだと。それはその通りだと思えて、ネットで情報が速攻で簡単に大量に手にはいるからこそそれを自分なりに噛み砕いて一般化する力が求められるよなぁと。あと歴史は因果関係をきちんと知ること、ってのもなるほどと。へー彼が天下取ったんだー、で終わらせずに、何故?と自分なりに考えるのが大切ねと。
答えのない問題に取り組める力が大切なんてだいぶ前から言われるようになったけれど、果たして同士たらそんなスキルが身につくものかと考えてしまう。兎に角考えて、自分なりの答えを導くことが訓練かなと思ったりしたけれど、やっぱり自分で考えるって大変だよなと思ってる時点で俺には考える才能ないんだなとか思える。
それでも少しずつでも自分の中に落とし込んでいく事は訓練しないとなと今更ながらに思えた本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現在、東京工業大学のリベラルアーツセンター教授として、教養課程を教えられている著者の、「現代版教養のすすめ」。
「すぐ役に立つ」ことより、いつしか「役に立った」ということを学ぶ楽しさを知り、またそれが「よりよく生きる」ために重要であることを感じ、勉強意欲が湧きました。
一番響いたのは、「読書はザルでの水汲みのようなもの」で、読んでもその後に自分で考える時間がないと、自分のものにならないというところです。
今後は、本書で触れられているノートの取り方など参考にし、読了後に少し自分のものにする時間を設けたいと思います。 -
池上さんの本、本屋さんに行くとたくさん並んでます。が、何となく手が出ませんでした。電子書籍で見つけたこの一冊。基本のような気がして、買って、一気に読んでしまいました。おもしろい。わかりやすい。静かに刺激的。 この本を読んでいる途中で、「毎日小学生新聞」のお試しを申し込んでしまいました(本書には登場していませんが)。わかりやすく伝えるまでの努力、大変なことだと思います。そこで、生きてくるのが、「教養」。
“「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」ことが多い”。そうかもしれませんね。 -
学ぶことへの再確認。
第1章 学ぶことは楽しい
第2章 大学で教えることになった
第3章 身につけたい力
第4章 読書の楽しさ
第5章 学ぶことは生きること