プロメテウスの涙 [Kindle]

著者 : 乾ルカ

• 文藝春秋 (2012年10月10日発売)

感想・レビュー・書評

[ヒヤマトモヒロさんの感想 · 2023年8月5日]

乾さんは初めて読みます。
心療内科からの滑り出しは楽しく読めたのですが、大きなパーツをいろいろ落っことしたようなお話で、最後にすっきりというわけにはいきませんでした。モチーフなんかはおもしろいので、別のお話も読んでみたいと思います。
ジョジョのトンペティ師の予言でどうぞ。死臭ただよう密室でェェ！

著者プロフィール

乾ルカ
一九七〇年北海道生まれ。二〇〇六年、「夏光」でオール讀物新人賞を受賞。一〇年『あの日にかえりたい』で直木賞候補、『メグル』で大藪春彦賞候補。映像化された『てふてふ荘へようこそ』ほか、『向かい風で飛べ！』『龍神の子どもたち』など著書多数。８作家による競作プロジェクト「螺旋」では昭和前期を担当し『コイコワレ』を執筆。近著の青春群像劇『おまえなんかに会いたくない』『水底のスピカ』が話題となる。

「2022年 『コイコワレ』 で使われていた紹介文から引用しています。」