60歳で小説家になる。 [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • p.2022/8/31

  • 推理小説や『悪魔の飽食』シリーズで有名な森村誠一さんの『定年を迎えたら小説家を目指してみませんか?』という本です。
    但し、森村さん自体は定年後に小説家になった訳ではないです。

    『神話の法則』程ではないですが、面白い小説を書く為のアドバイスをしてくれています。

    小説の書き方には3つあって、

    ワンルーム型 短編小説
     お屋敷型 緻密に作りこんでから走り出す
     建て増し方 設計図を描かずに走り出し、流れに任せる

    で、森村さん得意の緻密な推理小説はお屋敷型のようです。
    要は最初にきっちりと流れを組み立てておくと。

    小説を書く為に必要なこととして

     テーマ アピールしたいことを明確にする
     構成 物語性があるか
     文章・文体 自分の好きな作家や文章を模倣して、大量の作品を読み、自分の文体を築き上げる

    と言ったことを挙げられてました。
    これは数をこなして、自分のスタイルを作っていくしかないのかな、と思います。

    気楽に読める1冊です。

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著者プロフィール

森村誠一
1933年1月2日、埼玉県熊谷市生まれ。ホテルのフロントマンを勤めるかたわら執筆を始め、ビジネススクールの講師に転職後もビジネス書や小説を出版。1970年に初めての本格ミステリー『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞、翌年『新幹線殺人事件』がベストセラーになる。1973年『腐触の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。小説と映画のメディアミックスとして注目された『人間の証明』では、初めて棟居刑事が登場する。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞受賞、2011年吉川英治文学賞受賞など、文字通り日本のミステリー界の第一人者であるだけでなく、1981年には旧日本軍第731部隊の実態を明らかにした『悪魔の飽食』を刊行するなど、社会的発言も疎かにしていない。

「2021年 『棟居刑事と七つの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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