百器徒然袋 風【電子百鬼夜行】 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 薔薇十字探偵社馬鹿どもの物語。

  • 「雨」の終わり方からすると「風」はこう終わるのだろうなと予想通りで、やはり京極夏彦は形式の整った書き方だなと納得した。
    「雨」ではひたすら傍若無人な神が「風」では可愛らしい姿を見せたりする。
    しかし、これは榎木津も結局は人間だよと言い渡されたようで、それは確かにそうなのだけれど、容赦がないなと感じた。

著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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