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感想・レビュー・書評
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実質的なムーミン谷の始まりの本なのですね。
スナフキンとの出会い、こうして親友になったのか、そうかそうか。なによりも、スノークのお嬢さんとの運命的な出会い。そして、二人の気持ちのつながりに熱くなりました。
ムーミンパパの思い出を先に読んでいたので、ムーミントロールとスニフとスナフキンの大冒険はムーミンパパたちの大冒険とつながっているのだなあとしみじみ実感しました。
トロールたちの機敏な行動力や賢明な決断力、地球規模の危難が訪れたとしても、この後もきっと乗り越えていくに違いないと信じます。
聡明でありたいと自分を振り返った作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ムーミン谷の彗星
還暦リーチの今ごろになってムーミンを初読。映画「かもめ食堂」の劇中、ヘルシンキのカフェで「ムーミン」を読んでいる片桐はいりに小林聡美が「ガッチャマンの歌詞を知ってますか?」と話かけるシーンを突然思い出し、Kindleで購入しました。
本書「ムーミン谷の彗星」が世に出たのは1946年。作者のトーベ・ヤンソンは彗星を原子爆弾に置き換えて本書を書いたという説もありますが、彗星の直撃という状況下での行動を描いた寓話として、理屈なしで楽しく読めました。
ムーミン谷から始まり、洞窟、激流、天文台、干上がった海と次々に変わる舞台設定。この中で、意志の強い主人公(ムーミン)、見栄っ張りの相棒(スニフ)、リーダーシップの獲得を狙う年長者(スノーク)、独自の世界観を持つ傍観者(スナフキン)、どんな状況下でも自分の趣味にしか関心を示さないオタク(ヘルム)などの登場人物が、豊かな喜怒哀楽を見せ、時には怯え、時には大胆な行動を取ります。
子供向けに書かれた本と思いますが、十分楽しめ、ナイトキャップがわりの読書として程よい面白さと思いました。
挿絵も楽しく、お勧めの★★★★。 -
じゃこうネズミから彗星が衝突すると言われたムーミントロールとスニフは、詳細を聞きに天文台へ旅に出る。
スノークのおじょうさんや、スナフキンも登場して、絵柄も見知った姿に近づいたムーミンの原作2作目。
彗星衝突の恐怖とかは当時の時代背景を感じるなぁ。 -
ムーミンが好きでずっと小説も読まなきゃなって思っててようやく読み始めた。
じゃこうねずみが、科学者から彗星が地球と衝突してみんな死ぬでって言うとこから始まる、結構物騒な始まり、、笑
世界が滅亡するかもって時に呑気に見つけた洞窟の話とかママが作るケーキの話とかしだしてちょっとイライラしてたけどやっぱ世界観は可愛かった。
スニフとスノークのお嬢さんみたいな人実際におったらめちゃくちゃ嫌いかもしれん、、、笑
ムーミンママの作るお菓子の描写ってあまり細かく書かれてないけどめちゃめちゃ美味しそうなのよね、自分もお菓子作りたくなってくる。
ですます口調でおとぎ話っぽい文章があまり私に合わなかったけど、彗星が真っ直ぐ地球に向かってくるのを「彗星の尻尾が後ろについてる」って表現したのがオシャレで好きだった。
楽しいムーミン一家もまた読む
ムーミントロールって固有名詞なのか種族の名前なのかはっきりしないような表現がされててややこしくなった、ムーミンは名前でいいのね? -
皆結構わがままなのが良い。
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過去に読んだことあるはずなのに、全然覚えてなかった。彗星によって世界が滅びてしまうかもしれないという不安感が終始作中に漂っていて、ムーミンってこういう感じだったかな…??と怯える。
特に何がある訳でもないけど、最後のムーミンとスナフキンが海を見ている場面が好き。 -
彗星が地球に向かってくるらしい。ムーミンとスニフは天文台に様子を聞きに出かけます。途中で出会うのはムムリク族のスナフキンに、ヘムル、スノークの兄妹。タイムリミットの迫る中、ドタバタ劇の様相なのにそれぞれが違った優しさをいっぱい秘めて、彼らは必死でムーミン谷を目指すのです。読んでいて本当に愛しい。ママをバスタブごと運んでしまうパパの懐の深さや、あと数分しかないのに息子を信じて外へ送り出すママの強さにも圧倒されました。小さな伏線を見事繋いだ物語。挿絵がまた素敵。怖いはずの物語ですがなんだか温かくなりました。
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なんともみんなが気ままな世界。ムーミンにシリアスなファンタジーを求めるべきではないのだろうけど。のんびり、ほっこりします。挿絵はいいです。アニメではなく、今流行の絵柄の方ですね。私はこっちの方が好きです。
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最近少し難しい本を読んんでいたのと、コロナ騒動もあって、軽くて優しいモノが読みたいと思っていたところ、kindleでセールが始まっていたので、8巻セットを買った。
意外と面白い。挿絵が多いおかげでイメージや世界観を把握しやすい。