「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い~禁じられた数字〈下〉~ さおだけ屋はなぜ潰れないのか? (光文社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 会計の専門家が、わかりやすく丁寧に会計について説明してあり、とてもいい本です。

    会計ですべてがわかる!という視点ではなくく、複眼的に考える上で会計的な視点もあるといいですよ!と解説してあり、とても参考になりました。

  • 上巻が守破離の守だとすると、こちらは破・離について触れている本。数字は大事だが、時には損して得取れ的な発想をするのが経営者の仕事なのだなと思わされた。

  • さおだけ屋は何故潰れないのか?からこの上下巻の3冊を読みました。
    経済の本でも自己啓発本でも、新聞でも、活字を読み考えることが好きな層には得るものがあまりない本に感じます。
    なんというか、ホワイトカラーで、例えば商品の営業や販売や総務でもなんでも自分で書類をつくったことがある人であれば、当たり前に知っている、数値に対する考え方が書かれた本でした。

  • 禁じられた数字には4つのパターンがある。
    ①作られた数字(操作されたアンケート、ランキング
    ②関係のない数字(この売り場から当選した、構想〇〇年
    ③根拠のない数字(経済効果、倍々で成長する予想数字
    ④机上の数字(7割が赤字、月収30万可、1日5ページ

    ・計画は作られた数字や根拠のない数字を生み出す土壌になる。計画は環境の変化に対応できない。

    ・費用対効果は論理的に見えるが、前提がおかしかったり、効果の対象も曖昧だったりする

    ・準備された効率化は良いが、準備なき効率化は疲弊の元となる。ムダやムラを把握しえはじめて効率化ができる。とりあえずの削減はムリが生じる。

  • 数字の見方の考え方が勉強になった。
    物事は俯瞰して、多様な考えのもと、結論づける方法も、
    書いてあり、なるほどと思った。

  • 上巻で言っていたことは間違いと正々堂々と言う。金額実績主義も、二分法も、否定する筆者。でも、最後に、複数の視点を持つことを説く。何事によらず、ひとつの見方だけでは偏ることを教えてくれる。会計も世界の二分の一しか表せないと。非会計的視点も経営には大事であると。ケーススタディが面白かったから、まあいいか。

  • 上巻の内容を否定するところから入る。会計的な正しさとそれ以外の観点からの正しさの比較。数字に縛られない考え方を学ぶにはとてもわかりやすい内容ではないか。ミニストーリーも間に入っており取り組みやすい内容かな。逓増定期保険は最近 FP で勉強したところ。なるほどと思った。

  • まあ短期的な損得だけを考えずに、長期的な視野も持たないと経営できないよって話。そりゃそうだ。
    著者の語り口は明快でわかりやすく、売れるのはよくわかる。

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著者プロフィール

1976年生まれ、公認会計士。現在、インブルームLLC代表。著書に『女子大生会計士の事件簿』シリーズ、140万部を超えるメガヒットとなった『さおだけ屋はなぜ潰れない』

「2018年 『マンガ日本と世界の経済入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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