エス 「リング」シリーズ (角川ホラー文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 4
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感想・レビュー・書評

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  • 動画の中で男の様子が変化していくことや、孝則の過去の空白、それが茜が被害者となった過去の事件とどんな関わりがあるのか。
    これらの謎が、どんな風に解明されるのか楽しみにしていたのですが、正直なところ「リング」シリーズを読んでいない私にとっては難解で、頭の中が「???」でいっぱいになっていきました。
    それでも、「そういうものなんだ」と思えれば、納得できなくもないです。
    ミステリーやホラーというより、SF小説のような印象でした。

  • ルパンシリーズのごとく、誰が高山竜司なのかを予想しながら読むのがもはや定番になってきた(笑)。

    まあそれはさておき、なんだかんだ言って一気読みしてしまった。ストーリー展開の持つ引力は相変わらずといったところか。

    後日譚という位置づけのため「リング」、「らせん」の内容を薄くのばしたような感じになってしまうのは不可抗力だとは思うが、それにしてもこれまでに比べると登場人物の魅力がちょっと乏しいかなという印象。貞子の存在感も薄いし。

    本作を読んでいてリングシリーズはまだ面白いサイドストーリーを作れそうだなと期待する一方、「ループ」のせいでリングシリーズはホラーではなくSFになってしまい、何があっても恐怖を感じられなくなってしまっている点は大きな軛だなと強く感じた。

    あと「リング」、「らせん」の絶望を超えて虚無感を感じさせるラストが大変好きだったのだが、本作ラストはそれに比べて力足らずで、少々がっかり。

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著者プロフィール

千葉中央メディカルセンター勤務。認定理学療法士(代謝)、呼吸療法認定士、糖尿病療養指導士、住環境福祉コーディネーター2級。

「2018年 『リハビリのプロがすすめる 健康寿命を延ばす1000冊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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