仕事の思想 [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 熱い思いは伝わったけど、仕事はあくまで金稼ぎの手段として、他の趣味を生きがいにする人生も悪くないだろうし個人の自由だと思う。
    仕事を通じて自分を成長していくのは確かに嬉しいと少しは思うけど、自分の場合は、成長しないと経験値の差が、ついて周りの人達との会話についていけなくなるから必死に頑張ってるだけな感じだなぁ。

  • 読んだ。一見あなたにとっては悪者でもその人にとっての辛さや苦しさがある、一面を切り取って「類型化」「裁いて」いるというのは本当にそう。
    人間の内面性というのはとても複雑で、グラデーションになっているもので、単純化して分断してしまうような関わり方ではなくて、寛容に、共に生きていたいね。

    それにしても1999年刊行でこのクオリティかという感じ。今も昔も仕事の悩みは変わらないのね。

  • 仕事の報酬は「成長」である。人生に成功は約束されていないが、成長は約束されている。

  • ・仕事の報酬は、成長である。
    ・どんな仕事でも成長する。だから、仕事が見えてきてからが面白い。
    ・成長に必要なのは、「夢」や「目標」
    ・成長の鏡を見ること。教師で言えば、子どもの姿。
    ・無条件に相手に共感すること。相手が自分のファンになるのではなく、自分が相手のファンになることを意識する。
    ・基本的に相手と正対するとは、苦しい。それはエゴとエゴがぶつかり合うから。しかし、その経験がないと人間として成長することは難しい。
    ・仕事の作品とは、仲間。

  • 夢を持ち続け全力で当たることが全て。

  • 何のために働くか
    この問いに迷った時、再び読み返したい本
    人間として成長するため
    と思い起こしながら、今日も前向きに働くことができる。
    「どんな仕事でも、こころを込めてやると面白い」
    この言葉に尽きると思えた。
    どんな人にも読んで頂きたい

  • 15年ぶりに読んだが、やっぱりいい本だ!
    その時々、自分の置かれている環境で刺さる部分が変わる。

    ①顧客は自分の鏡。良い顧客に恵まれていれば、そのような人生を歩んできたということ。顧客がルーズだったりすれば、それは自分がそのように見られているということ。

    ②部下の人生に責任を持つ、とは間接的にもつこと。それは、自分自身が成長し続けること。成長のエネルギーが満ちた職場で部下の成長を支える。

    ③「作品」とは、商品、製品のみならず、職場の仲間そのものも作品である。
    刹那的ではあるが、その時期に一つの目標に向かって進んだ仲間、そのような環境を作りたい。

    ④夢を叶えるのは自分じゃなくてもいい。

    ↓メモ
    それは、「こころの世界が見えるようになってくる」ということです。  
    人間として成長すると、こころの世界が見えるようになってくるのです。  
    たとえば、顧客の気持ちや職場の仲間の気持ちがわかるようになってくる。

    夢想家と呼ばれる人物は、夢を人前で語ることは、あまりしません。
    そうした夢を人前で語ることによって、自分が他人からの視線を浴び、
    語った夢に対して責任を負わされることを恐れるからです。

    夢を実現するために、目の前の現実と格闘し、それを変えていくという  苦しいプロセスよりも、「夢を見ている」という心地よい状態を選びます。

    仕事における「顧客」が、私たちにとっての「成長の鏡」なのです。
    ★「顧客」こそが、私たちの姿を映し出す「鏡」なのです。

    こうした「黙って去る顧客」こそが、  世の中の顧客のなかで、最も多いです。

    顧客の立場からすれば、  わざわざ嫌われてまで厳しいことを言う必要はないからです。  こちらに不満があれば、黙って別の業者を選べばいい。
    別に、顧客には業者を育てるという義務はないからです。

    ★「厳しい顧客」こそが「優しい顧客」である。

    ある人間と真剣に正対し、その人間の精神と格闘し、
    その精神の緊張が生み出す苦痛と戦いながら、自分の精神の限界に挑戦しなければなりません。
    それをしないかぎり、「人間力」が高まっていくことはないのです。
    物分かり」のよいマネジャーは、  無意識に、そうした格闘を避け、苦痛を避けている。

    ノブリス・オブリージュ
    「高貴な人の義務」という意味の言葉です。すなわち、社会のエリートたちは、その高貴な身分にともなった義務を負っているという考えです。

    ★部下の人生に責任を持つという意味は、決して「直接的に責任を持つ」という意味ではありません。
    部下の人生に直接的に責任を持つのは、あくまでも、その部下本人です。
    マネジャーは部下の人生に「間接的に責任を持つ」のです。

    ★自分自身が成長すること。そのことに尽きると思っています。マネジャーが、ひとりの職業人として、ひとりの人間として、どこまでも成長し続けていくこと。そのことが最も大切なことであると思っています。そして、もしマネジャーが、どこまでも成長していきたいと願い、どこまでも成長していくことができるならば、部下は、黙っていてもその姿から何かを学んでくれるでしょう。

    そして、「成長するマネジャー」のいる職場には、黙っていても「成長のエネルギー」に満ちた空気が生まれてくるでしょう。「成長の場」とでも呼ぶべきものが生まれてくるでしょう。その「場」こそが、部下の成長を支えるのです。

    彼らも、また、歩み続けている。そのことを知っただけで十分なのです。なぜならば、まだ、私たちは、道半ばだからです。そして、この道の彼方で、彼らとはかならずふたたび巡り会えると思っているからです。おそらく、いつの日か、彼らとふたたび巡り会うのは、ひとつの山の頂においてなのでしょう。

    ★「職場の仲間」そのものが、ある意味で、仕事におけるもうひとつの作品なのではないでしょうか。顧客が満足する商品やサービス。それは、たしかに、仕事を通じて私たちが創りあげていくべき大切な作品だと思います。

    力をあわせて困難な仕事に取り組んだこと。そうした仕事を通じて、それらの人々が、互いに理解しあい、共感しあう「仲間」になっていったこと。そして、その職場において、一人ひとりが仕事の喜びを見出し、職業人として、人間として、大きく成長していったこと……。

    ★たとえ自分が、その夢を実現できなくとも、いつか誰かが、その夢を実現する。

  • 「なんのために働いてるのかな?」
    って考えてた時に薦めてもらったのが本書。

    成長、目標、地位、友人等々10個のキーワードをもとに。
    ちなみに僕は地位(中を読むと少し意味合い違うかも)でした。

  • 『なぜ働くのか』に続いて電子書籍で再読した。久しぶりに読んでみると『なぜ働くのか』とは異なり、一つひとつのテーマを著者自身のエピソードから解きほぐしていることに気付く。
    現実に流されないための錨として、思想を持たなければならないと、著者は説く。
    そして、思想を高めるためのヒントが散りばめられてはいる。
    しかしその思想を著者は自分の経験から教訓を学び、体験にすることで得ている。もちろん多くの書を読み、それがヒントになったことも多々あったはずである。自分の体験ではなく、他者のエピソードから解きほぐすこともできたであろう。にも関わらず、あえて自分の体験をもとにしているのは、「体験から学べ」というメッセージなのではないか。

  • 田坂氏の言葉に触れたくて、手に取った一冊。
    3作品目です。
    仕事は尊い。
    24時間365日、情熱をかける価値があると思えた。
    震えました。

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著者プロフィール

シンクタンク・ソフィアバンク代表

「2023年 『能力を磨く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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