こころ ─まんがで読破─ [Kindle]

  • イースト・プレス
3.11
  • (3)
  • (7)
  • (19)
  • (9)
  • (0)
本棚登録 : 158
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (194ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おぼろげに覚えていた通りのストーリーだった。文学的価値はともかくストーリーだけを押さえる分には悪くないと思う。

    墓石や位牌にそのまま「K」と刻まれているのが笑ってしまう。

    - 上・先生と私
    - 中・両親と私
    - 下・先生と遺書

  • 不器用な友情と恋愛。
    Kも主人公も普通に生きるのが下手くそだけど一生懸命もがく姿が現代にも通用するのでしょう。

  • あらすじを理解するためにAmazonで11円にて購入。
    心理描写を自分で味わうにはやはりまんがより原作の方がいいのではないかなあと感じる。ただし他のまんがで読破よりは漫画にしやすそうではある。

  • うまくまとめられていると思う。
    内容をざっくり理解するには十分。ただ、ざっくりと描かれている分キャラクターの魅力が薄くなってしまうのが難点だ。
    しかし、ある程度エンタメとして面白くなるよう工夫がされているし、原作への興味が高まる描き方で、入門書として最適だと思う。

  • 高校のとき授業でこころを習ったのですが、今読んだらまたちょっと感じ方も違そうだから読みたい、でもなんか原文を初めから読んだらつまずきそうだな…という感じでこのマンガにいきつきました。

    あ、たしかにこんな感じだったな…と思い出せたので物語の大枠を手軽に知りたい、原文を読む前にさらっと全体の流れを把握しておきたい、という目的なら十分じゃないかなと思います。

    先生のKに対する感情は人間誰しも持ってる気がするし、娘をめぐるストーリーを読んでなんとも言えない気持ちになった。自分にも絶対ある感情だけどあまり見たくはない、みたいな、、、難しい。

    原文もまた読んでみよいと思います。

  • kindle10円セール。
    そもそも「こころ」自体が漱石にしては面白いものではないから、それを薄めて漫画にしてもなかなか難しい。
    あと、画もなんだかねえ。

  • ①先生の気持ちがわかった。
    ②たしかに死にたくなる
    ③そういう部分が共感できる自分って一体…。

  • 高校の時、現代文で習った作品。
    教科書に載るのは作品の一部なので、確か夏休みの宿題で教科書にない部分までプリントして配られて、それを読んだことはあったのですが・・・こんな話だったっけ?

    「先生」とKとお嬢さんの恋と裏切りの話・・・という認識でいましたが、ひょっとしたら配られたプリントも全文ではなかったようで。
    私が知らなかった話は「学問なんて何の役にも立たない」なんて先生が言い出すもんだから、ひょっとしたらそこ省いて配ったな。

    そんな状態だったので、私はやっとまんがで「こころ」の全体像を知ったと(実は読書感想文用の本紹介で「こころ」載せちゃったけど、実は私、全文を知らなかったなんてとんだ大恥やわ^^;)いうことですが、全体を読み終えるとなんだか沈鬱な気分になってしまいました。

    今思えば、これを高校生の時に全文読んでいたらどう感じていたかな。「明治の精神に殉死する」の意味はほぼ絶対わからんかったと思いますが、かつて叔父さんを「裏切者」「あんな人間にはなりたくない」と思っていたのが結局、自分(先生)もKに対して裏切ってしまったことを深く悔やむ気持ちが重すぎたかもしれません。
    そして皮肉なことに、裏切りの末に得た最愛のお嬢さんのことも苦しめることになってしまったことがやりきれない気持ちになっただろうな、と思います。アラフィフが見えてきたおばちゃんになった今、読んでもこんなことを考えました。歴史に関心を持つようになったおかげで「明治の精神に殉死」の部分も「当時の人ならそう考える人も少なくなかっただろうな」程度のことは思えるようになったので、年を取ってから読んだのは悪くなかったかも、という気もします。

    ひょっとしたら、中高生に薦める本ではなかったかも。
    夏目漱石ならやっぱり王道の明るい作品「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」あたりにしたほうがよかったかな。
    ちょっと後悔。

  • 2018/08/17読了

  • 夏目漱石先生の「こころ」を漫画で、簡単に読める。
    友情と恋愛の三角関係が、とても読みやすく面白い。
    原作を読んだ方にはクレームもあるだろうが、私はとてもハマってしまいました。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夏目漱石の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×