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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (284ページ)
感想・レビュー・書評
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何度も思い返し読んでしまう作品。牧野作品の電波言語やかすかな救いは鳴りを潜め、理不尽と陰惨な悪意に埋め尽くされている。個々の短編の完成度が高いがやはり「ヨブ式」の描写と理不尽さは群を抜いてる。
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「ヒトゴロシ」。吉住にかかってきた電話。それは一方的な罵りだった。彼は身に覚えのない中傷に怒り、表示された番号に掛け直すのだが、それは使われていないものだった……。その電話がきっかけで吉住は一つの事件を思い出していた。自分が紡がなければならないもの、闇に魅入られてしまった者たちの物語のことを――。常識のように、現実を浸食していく異形の恐怖を描いた傑作短編集。
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