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- / ISBN・EAN: 4988013510067
感想・レビュー・書評
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■タイトル
タイトル:箱入り息子の恋
■感想
とりあえず大杉連みたいな人間はいるだろうが、あれが社長やっている
のは世も末だな~と思う。
謝れない社長は、人間としてダメすぎでしょう。
あれが人間としてダメすぎてしまっているので、色々なポイントがつっかかる。
まあ、これが映画だ!と言われればそりゃそうなんだけど。
全体としてつまらなくはないけど、ファンタジーと現実の境を見失って
いる気がする。終わりの方の牛丼屋のシーンはどう見ても現実に寄せているが
星野源、現実にあんなの変質者以外の何物でもない。
最後もそこで終わりか~という感じ。
大杉連さん、演技力あるからこそだけど、よくこの役受けたな~
個人的に良かったのは、向こう(相手の父親)が100%悪い中で相手からの謝罪が
描かれていない(つまり謝罪がない)場面で、親であれば誰もが怒るであろう
シーン。
目が見えない人間に「耳も悪いの?」と言う母親。
この言葉以上に悪意がある刃はあの場面では思いつかない。
あのセンスはすごい。
勿論、こんなこと普通に言ってはダメですが、あの場面でこの言葉が頭に
浮かべば、この言葉をチョイスする人間はかなり多いのではないかな?
(頭に浮かぶ時点で、障害者差別だ!と騒ぐ人間も多そうだけど。)
あんな言葉、普通あの場面で出てこないよ。出てくる方が怖い。
ここが1番心に残った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もどかしさ、一途な思いっていいですね。
吉野家のくだりが好きです。2つのシーン共に。 -
源、キモい‥…。
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いやー、面白かった。
挿入曲がいい感じだなぁと思っていたら高田漣でした。伊賀さんと大地くん、最後には細野さんまで!いつものメンバーで良かった。
タイトルでわかるストーリー。
不器用だけど相手を大切に…のはずが、健太郎さんスマートにリードし過ぎでしょ…限られた時間なのはわかるけど、そこはもう少し!
とか、小さなモヤモヤはあったものの、画面に引き込むシーンが上手く配置されてツボを押さえた作品でした。
やっぱり平泉成、森山良子、大杉漣、黒木瞳の演技は素晴らしいんだなぁ。 -
星野源が素晴らしい・・・
素晴らしいゲロキモさを出してくれている・・・
最初はちょっとコミュニケーション能力に欠ける『箱入り』息子・・・
箱入りなもんで、友人もいなけりゃ、仲の良い同僚もいない・・・
当然彼女も出来たことない・・・
独身で実家暮らし・・・
市役所勤めの公務員で・・・
自宅と職場を行き来するだけ・・・
趣味はゲームとカエルの飼育・・・
うむ・・・
そんな箱入り息子が恋をするのである・・・
そりゃ箱入りでも恋をするわと納得するくらい今回の夏帆はカワイイ・・・
で、様々な障害を乗り越えながら二人は交際していくわけですが・・・
徐々に・・・
箱入りの・・・
本領が発揮されていく・・・
お前は本当に箱入りだったのか?と問いたくなるくらいのスマートさを発揮するのである・・・
箱入りカップルの初々しさを楽しんでいたのに、突然スマートさを発揮する・・・
しかし・・・
スグに安堵する・・・
なぜなら・・・
スマートさを通り越して変態さまで見せてくれるから・・・
おお、キモい!と突き抜けてくれる・・・
そして、星野源と夏帆の絡み合いは結構良い・・・
もう箱入りなんて言えない・・・
箱、飛び出たねとなる・・・
夏帆は難しい役だったと思うけど良かった・・・
見えてない感がシッカリ出せてたと思います・・・
お見事です・・・
前半爽やかだったのが後半毛色が変わるところが合うか合わないか・・・
そして星野源の変態っぷりを楽しめるかどうかが鍵を握る映画ですかね・・・ -
真面目なの?コントなの?どっちなの?って感じだったけどしっかり笑わせてもらった。
両親の配役がよく味がある。 -
これは…!邦画のラブコメでよくぞここまでと絶賛したい、コテコテの邦画でこれ以上のラブコメを私は知りません。
箱入り息子の、というタイトルにもあるように親との関係も綿密に描かれています。2時間の映画でお見合いのシーンまで30分!付き合うまでちょうど1時間。
監督の障害の描き方も素晴らしい。あくまでみんな持ってる欠点の一部、という扱いで、とても爽やかで冷静に描かれていて素晴らしいと思います。なおこは目が見えないのに、けんちゃんがデートの時にメガネをやめてコンタクトにしておしゃれして、身なりに気を遣うのがすごくいいな〜!恋ってそういうことだよなぁ。
「あ、たぶんこれからこういう展開になるだろうな」っていう話の流れから読める展開をとことん嫌って、あらゆる局面で予想を裏切ってくるので初見はみていてほんっっっとに楽しいです。 -
星野源、最高!面白かった。
最後の展開はちょいちょい!と突っ込みたかったけど、総じて面白かった。
星野源とかほそれぞれの両親役の役者さんの演技も最高で、配役がよかったと思う。演技がピカ一じゃなかったら、少し冷めた展開に思えなくもない。
両親が格闘技ゲームにはまるシーンはほっこりする。やってみないとわからないもんだって。
仕事命、野心なし、出世欲なし、友達ゼロ、貯金趣味(いい言い方をすれば)の男が、お見合いで出会う目の見えない少女に恋する話。
情報化社会で、なんでも可視化されたもので人を判断する世の中なんかくそ食らえと思う人は気に入る映画と思う。