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感想・レビュー・書評
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本書では、目指したい人生を4つに分類し、それぞれの人生を歩む条件を示しています。
自分が生きたいように生きられている人は本当に少ないと思いますが、7つの条件をクリアすることで自分が望む生き方ができる可能性が高まると本書では述べています。
7つの条件や行動例は著者である藤原氏の考えや経験によるもの。そのため説明の一部では「ん?」と首を傾げるところもありました。
とはいえ、
・ゴールを考える
・ゴール達成へ条件を考える
・条件をクリアするための行動を考える
といったゴール達成への逆算思考を学べるのが本書の魅力だと感じます。
特に深く心に刻まれたのが下記の内容です。
1万時間をかけて「100人に1人」の技術を身に付けたら、次は別の分野で「100人に1人」になると掛け合わせると「1万人に1人」の人材になれる。さらに別の分野で「100人に1人」になると「100万人の1人」の逸材になれる、、、という話。自分の行動指針にもなりそうです。
入社2〜3年目で「このまま会社で働き続けてていいのかな…」と悩んだ人にお勧めしたい一冊です。
*
以下、メモ。
4つのタイプ
A.力を求めるタイプ
B.技を求めるタイプ
C.つながりを求めるタイプ
D.好きを求めるタイプ
第1〜3条件はどのタイプでも共通。
条件1:パチンコをしない
条件2:スマホゲームを電車でしない
条件3:本を月1冊以上読む
A.力を求めるタイプ (会社で上を目指すタイプ)
条件4:主体的に仕事ができる
条件5:営業力(プレゼン、交渉)がある
条件6:正解・前例・事なかれ主義に勝てる
条件7:上司と気が合う
B.技を求めるタイプ (独立を目指すタイプ)
条件4:会社でも自営業者だと考えている
条件5:プロの技術を身につけている(1万時間の練習)
条件6:社外での知名度が高い
条件7:孤独に耐えられる
C.人とのつながりを求めるタイプ
条件4:クビにならない最低限のスキルがある
条件5:会議や接待等の無駄な時間に耐えられる
条件6:会社以外のコミュニティに属している
条件7:仕事以外で他人から信用を得られる
D.好きを追求するタイプ
条件4:一生を捧げられる好きな物がある
条件5:結婚して経済を支えてもらえる
条件6:家賃等の固定費が低い
条件7:ファンをつくれる
■本書の概要
リクルートの営業+和田中の校長として30年間、見てきた結論!「100人に1人」なら、無理しなくても、誰でもなれるし、食べていける!
特別な才能はいらない。たった7つの条件をクリアするだけ。4つのタイプ【価値観×志向】別に、7つの条件を徹底解説!
あなたはどのタイプで「100人に1人」をめざす?
*「経済的価値」(給料、年収、おかね)を重視する? しない?
*「権力(サラリーマン)」志向? 「プロ(独立)」志向?
序章 すべての人に共通する3つの条件
――まずは3条件をクリアして「8分の1」の人になれ!
第1章 A「経済的価値×権力志向」(社長タイプ)
――「力」を求める人の4つの条件
第2章 B「経済的価値×プロ志向」(自営業タイプ)
――「技」を求める人の4つの条件
第3章 C「経済以外の価値×権力志向」(公務員タイプ)
――「つながり」を求める人の4つの条件
第4章 D「経済以外の価値×プロ志向」(研究者タイプ)
――「好き」を求める人の4つの条件
■本書の筆者
藤原 和博(ふじはら かずひろ)
元杉並区立和田中学校校長。元リクルート社フェロー。『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』など著書多数。講演会は1200回、動員数20万人を超える人気講師としても活躍中。 -
自分を認識して、レアカードになるために、どうプロデュースしていくか。
藤原さんご自身の経験をもとに論じられている本です。タイプ別に分けて論じられていて面白かったです。
自分で道を拓いていく人だけでなく、会社勤めであっても、磨き方があるのだなぁー。 -
立ち読みしたことはあったけど、確認。
レアな人になればいい。激レアさんか。 -
まあ、内容は薄いですね。最近よくあるような、内容ではなくマーケティングで売っている本でしょう。参考になったところがないこともないですが、著者の考えは、今の時代にはちょっとずれてるところも結構ある気がしました。。
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これからの時代、希少性が稼げる力になる。
まずは1/100になり、分野を変えることに1/100×1/100=1/10000の人材になるには。
目指すべき4タイプを提示し、そこでクリアすべき7条件(100≒2^7)が分かりやすく書かれている。
これからキャリアを形成する人も、またキャリア形成を見直す人にも役に立つ一冊。 -
キャリアの大三角形
1歩目:1万時間費やす
2歩目:1歩目と遠からずな領域で1万時間費やす
3歩目:大ジャンプ ※年収が半減してもチャンスに飛びつく
藤原さんの場合は、
1歩目:営業
2歩目:プレゼン
3歩目:教育
やってきたことの整理におススメ。 -
四つのパターンに当てはまらない。1%の人にならないかもしれないけど、ポジティブに生きたい。楽しみたいからね。
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リクルート時代を知る人に聞くと、皆が凄いと畏敬の念を持っている対象。その人が分かりやすく書いてくれたキャリアビルディングの本は経験則から導かれた分かりやすい内容だった。
100人に一人の分野を三つ掛け合わせよと言うけれど、その掛け合わせ方にもタイプによって4象限に分けて考えているのは初めて知った。どの人たちにも経験則に導かれたアドバイスを送る藤原さんは何だろうと思いながら。