- Amazon.co.jp ・電子書籍 (104ページ)
感想・レビュー・書評
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ネットでのつながりに懐疑的な人が多い。顔を見たこともない人とメール交換する神経がわからないと。ネットの方が素顔がにじみ出ることを知らない人なんだなと思った。どんなに隠したって何通かメール交換すれば本質は見えてくる。
昔,怠惰な時間を過ごした。世間の人が無意味な時間と評価しようが何しようが,ぼーっとしている時間に意味があるとそう言って抵抗していた。世の中に無駄なものはない。
この本の中に気付いていても気付かぬふりをするそんなやさしさがあった。 -
綿谷りさの作品って薄気味悪いんだけど、どこか現実世界にあるような不思議な感覚になる。
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またティーンエイジャーがもやもやを引き摺る話かと最初は読むのを止めようかと思ったが、途中から面白くてあっという間に読み終わった。
朝子は成長できたのかな。 -
読み始めたとき、読点が少ない上に、打ってある場所が独特で、ちょっと読みにくい印象でした。途中から気にならなくなったのは、慣れたせいか、それとも作者の意図的な使い方だったのか、よく分からないうちに読み終わってしまいました。映画は、どんな感じに仕上がっているのに気になります。
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これ17歳の処女作マ?
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中高生はネチネチ悩んでなくてはいけないって誰が決めたんだ。
江戸っこっぽいノリが最高。
ちゃんと悩みながらも前を向いているのは素晴らしい。
これもアオハルよ
2000年のコンピュータがひたすらに懐かしく感じた。
文体もオシャレ。
沈、黙。がよかった -
2007年09月08日 19:02
最初の読み出し部分、非常に読みにくかった。
この語り口、何かに似てるなあと思っていたら思い出した。
窪塚クンだ!「GO」での窪塚、「ピンポン」での窪塚にそっくりなのだ。語り口が。
まさしく主人公は、女版・窪塚洋介。
そう思って読んだら、不思議とスラスラと読めた。
17歳でこれだけの物語を書けるということは、正直すごいと思う。
だが一つの小説として読むと、まだまだ物足りないと感じた。
チャットをやっていて、その関係でもう少しちょっと一捻りあっても良さそうだ。バーチャルとリアルとの関係みたいな。 -
日常に違和感を感じる女子高生が、小学生の男の子と組んでちょっとエッチな一夏の冒険をする。現実の風俗を背景にありそうもないファンタジーめいた物語がt展開する。
こういう小説を読んでいると頭の中で岡崎京子の絵柄で再現される。
雑誌初出が2001年。チャットに使ったパソコンはiMacだったのだろうか。