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- / ISBN・EAN: 4988142984227
感想・レビュー・書評
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これはまた…すごい映画だったなぁ(笑)
これでもかという程の豪華俳優陣、そしてその怪演っぷりに驚愕。
特にキャメロン・ディアス。こんな彼女の姿は初めて見たよ!
小悪魔どころじゃない、本当の悪女だ。
イケメン弁護士、素敵な彼女にプロポーズして順風満帆な人生。
…と思いきや、ちょっとした出来心で悪事に手を染めてしまい、
メキシコの麻薬組織に命を狙われ、周りの人々をも巻き込んでいくお話。
この残酷さ、不条理さ。
巻き込まれた婚約者が一番哀れでならないよ…
人間、欲を出しちゃいけないですね(=v=)
いとも簡単に人を殺してゴミのように扱う人間も、世の中には存在するんだ。
今回もハビエル・バルデムが良い味出してます。
「ノー・カントリー」の時は最強だったのになぁw
コーマック・マッカーシの原作も読んでみたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんなはずではなかった、、、
悪と関わった時から、既に、こんなはずではなかった日が来るのを覚悟しているか?
そんな問いかけをされた作品でした。 -
物語の帰結は開始以前にすでについていて、引き返せるときはとうに過ぎている。暗闇を招いたのは自分自身で、腕をつかまれたら最後、周囲を道連れに落ちるしかない。受け入れるほかに方法はない。選ぶことなどできないのだから。
そのことを知っている人間、なにも知らない人間、知っていて出し抜けると思っている人間、見ないようにする人間、自分はまだ岐路に立っていると思い込む人間が出てくる。虚無が服を着ているようなキャメロン・ディアスの演技がすばらしかったです。コーマック・マッカーシー脚本の見事な映像化。 -
★3.0
つくづく、映画というのは“どういうスタンスで観るのか”によって評価が分かれるものだなと。
日本のCM戦略に流されて「本当の悪人が誰か突きとめよう」なんてスタンスで観ていると、全然面白く感じられないであろう…。
私もその一人であり、ラストは『まさか…これで終わりか!?』状態(笑)
しかしそれでも★3つなのは、主人公と弁護士へフェとの会話のシー
ンがあったから。
裏社会なんて足を踏み入れず、平凡に暮らしていたいと心底思った。 -
哲学的なセリフが続き、軽い気持で見始める者を突き放しますね。物語の全貌など分からせる気が無い運びです。おかげで、もう一度見てしまいました。ようやく分かったつもりでしたが、キャメロン・ディアスの最後のセリフで混乱しました。ブツは結局、組織の元に届きましたよね。2千万ドルのダイヤって、どういうこと??スカッとしない、訳わからないと酷評が多いようですが、素人が悪に追い込まれるセリフ劇がカフカ風なのと、映像や脚本にこだわりが強いのとで、とても面白く観れました。
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ひたすら破滅への過程を描いている。キャメロン・ディアスが悪すぎる。ほとんど悪魔の視点。人間的な迷いや弱さなどを超越し、ただ純粋な悪の象徴のように、「優雅に」人を殺めてゆく。
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リドリー・スコット監督作なので、見応えはあるのですが、難解なのと極めて暗い話で救いもないまま終わってしまうので、感想としての評価はちょっと低め。
でも、機会があったら見てもいいかも。
非常に凶悪で理不尽な「悪」は日常と思っている世界のすぐ隣に存在していること、そこに触れたら自身の思いなど無関係で巻き込まれること、途中でやめることもできないこと、といった恐ろしさを淡々としたシーンでありながらまざまざと見せつけてくれる作品なので。 -
別途