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感想・レビュー・書評
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高校生が主人公の漫画にありがちなんだが、本筋と関係のない体育祭とか文化祭の話はあまり意義を感じない。
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主人公が愛されるかどうか。
それが売れる漫画の第一の条件。
どんなにダメでも、どんなにドジでも。
いやダメだからこそ、ドジだからこそか。
愛すべき存在かどうか、愛せるかどうか。
エースが真価を発揮し大活躍する。
頼もしい存在にチームは平常心を取り戻し、
実力を出し切ることができる。
当たり前のことを当たり前に行う。
それが一番難しい。
真剣勝負の場であれば尚更に。
補欠ギリギリのメンバーの思わぬ活躍は、
チームに上昇気流を巻き起こす。
言葉は悪いが事前期待が薄かった分、
事後評価は高くなる。
勢いに乗ったチームは、
時に実力以上のものを生み出す。
普段とまったく違う、
新しい自分・チームをそこに見い出す。
チームに化学変化を起こすのは、
だからエースよりも、
補欠ギリギリの選手の方だったりする。
主人公、いいなあ。
横でこんな風に頑張られたら、つい影響される。
自分もやらなきゃ、やってやるという気になる。
主人公に必要なのは、愛されるのに必要なのは、
素直さ・天真爛漫さなのかもしれない。
まっすぐにものごとに向かうっていいな。
純粋さ謙虚さを感じる。
頑張れ、旭! -
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二ツ坂高校体育祭部活対抗リレーで宿敵・テニス部と4位争いをすることになった薙刀部。薙刀青春真っ最中の旭たちに夏合宿がやってきた。鬼の尼僧・寿慶の厳しいしごきの中旭は「たった一つの確かなこと」を見つける。
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旭たち夏合宿編。謎の尼さん。春慶がいい味出していてドツボ。なんだろう。この強くてかっこいい人に惹かれてしまう自分の習性。はさておき。練習すら参加させてもらえない旭。腐ることなく「今この瞬間私が踏み出す一歩は、私だけのものー」と思えるまっすぐさは嫌いじゃない。基礎の大切さを「美しい構えから始まる技は必ずスキがなく美しい」と表現する春慶さんがいいな。「人間は疲れると楽なほうへ流れる習性がある。そういう時に日頃の積み重ねを問われるんだよ。」3月のライオンの「逃げない記憶」を思い出す。