この音とまれ！ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) [Kindle]

著者 : アミュー

• 集英社 (2012年11月2日発売)

感想・レビュー・書評

[にゃんこさんの感想 · 2021年12月7日]

廃部寸前の箏曲部を立て直す文化系スポ根マンガ。
先輩たちが卒業してしまい、部員が1人になってしまう事はよくある話ですが、ここの箏曲部も例外ではなかったよう。しかも残っている部員は2年生男子1人。まぁ銀魂の新八にそっくりな見るからに陰キャっぽい男子なのでなでしこちゃんとからかわれ、嫌がらせをされる日々でした。そんな時に名前を知らぬものはないワルの久遠くんが箏曲部に入部すると言い出した。
入部にあたっては、彼にも亡くなった祖父のことでさまざまな思いがあり真剣に入部を考えていたが、周りからはいろいろと誤解を受け、久遠を追い出したい教頭先生は筝曲部に無理難題を持ちかける。受けて立つ部員たち。
1巻はここまでの話。ここまでに久遠のほか、筝曲全国1位の天才と言われた鳳月さん、久遠を慕って入部したおちゃらけ男子3人も加わって教頭との勝負に挑む。

展開的には、廃部寸前の部を再生させる形のベタと言えばベタな話。でもベタな話には人を引き込む要素がてんこ盛りゆえともいえそう。思惑通りか（？）私はすでに1巻でハマりました。

最初はねこ被っためっちゃかわいい女子を演じていた鳳月さんが、急にキャラが変わって超毒舌キャラになり、見ていて痛快。見た目は「ちはやふる」の千早がダークキャラになったような感じ?もしくは「私たちはどうかしている」の七桜を毒舌にしたようなキャラっぽい。
そして青春系漫画の定番、男女の喧嘩友達。久遠くんと鳳月さんの喧嘩シーンは絶妙。

よく考えてみれば、主人公一番影薄いんちゃいます?まぁ新八やからなぁ(笑)

筝曲部を敵視する教頭先生、長い目で見守ってくれる校長先生、これまた影で見守ってくれている楽器店のおばあちゃんと大人たちも定番ではありますがなかなか素敵な方が揃っています。
おっと忘れちゃいけない久遠のじいちゃんも。故人ではありますが回想エピソードに登場するじいちゃん、めっちゃええ人。

[まるぅさんの感想 · 2022年12月30日]

はじまり、はじまり

[canpyさんの感想 · 2022年9月6日]

部員1名の箏曲部へヤンキー君が入部する。

「偏見」「苦悩」「挫折」それぞれが抱えるものを
仲間と共に乗り越えて、成長してゆく姿に胸を打たれる。

誰しも抱えている暗い部分を救ってくれるような作品。

[葉月たまのさんの感想 · 2022年4月18日]

面白かった！　アニメで見て、すごーい好きな作品だったけど、やっぱりコミックで読んでも面白いね！　登場キャラクター、みんな、好きー！　それって素晴らしいことだよね！

[zerotester21さんの感想 · 2020年10月8日]

　タダ読み（なんと10巻まで！）( ´ ▽ ` )ﾉ

　やってみたマンガにもいろいろあるけど、本作はなんとヤンキーがお琴に挑む作品(ﾟдﾟ)！
　まるで少女マンガみたいな設定（誤解された過去とか）と絵柄（上手）だけど、殴り合いで万事解決ってとこはやっぱり王道の少年マンガ( ´ ▽ ` )ﾉ
　まあ、少女マンガと少年マンガのいいとこ取りみたいな作品( ´ ▽ ` )ﾉ
　チー牛部長にツンデレヤンキー、そしてそれ以上のツンデレ天才少女がそろって、新生箏曲部が再始動するとこまでを描いたのがこの第１巻( ´ ▽ ` )ﾉ

　あとがき読んでみたら、作者（女性？――だな。いろいろ調べてみると）のスタンスとしては「マンガのネタとして琴を選んだ」っていうより「琴を伝えるためにマンガというメディアを選んだ」っていうほうが近いみたい( ´ ▽ ` )ﾉ
（以下続刊）
2020/10/08
#1278

[ビビビガ光線さんの感想 · 2016年7月19日]

SQで読んでいる漫画。面白かった。あとがきで執筆の経緯が書かれていた。あとがきを読んで著者が琴の経験者だという話を初めて知った。愛のプロフィールが掲載されていた。

著者プロフィール

2006年、桜アミュー名義で執筆した「龍星群」が、りぼんオリジナル（集英社）に掲載されデビュー。2010年よりペンネームをアミューに改め、ジャンプスクエア（集英社）へと活動の場を移す。ジャンプSQ.19（集英社）で「ミリオンスマイルズ」、ジャンプスクエアで「5×100」を読み切りとして発表した後、2012年よりジャンプスクエアにて「この音とまれ！」を連載中。