オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版 [Kindle]

著者 :
  • 日経BP
4.17
  • (14)
  • (21)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 238
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (603ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • Pythonの解説本とか最近巷でよく耳にするOOP(オブジェクト指向プログラミング)とは何ぞやと思って手に取った一冊。プログラミング言語の発達の過程で生まれ、構造化言語の次にできるべくしてできた仕組み(?)という認識でなんとなく腑に落ちた(サブルーチンと引数で繰り返しの部分を端折るような、その進化版。くらいの理解)。あとは手を動かして書いてみないと難しそう。
    自分はプログラマーではないので、あくまで効率化にプログラミングを利用するという立場で、VBAで手が届く範囲だけでなく、例えばpythonを使って処理をするとかRPA的なことにも挑戦しながら、IT・情報系の知識は常に蓄えていきたい。

  • まさに表題通り,オブジェクト指向で「なぜ」つくるのかについて書かれた本。オブジェクト指向という用語は,プログラミングに触れたばかりの人でも耳にすることと思う。一方でなぜそれをつかうのか,設定するのは容易ではない。

    ポイントは,オブジェクト指向には,抽象的な「汎用の整理術」と,具体的な「プログラミング技術」の2つの側面があること。この辺を意識するだけでも見通しは良くなると思う,本書はその役割を果たしている点で推奨できる。

    本書では,まずオブジェクト指向の世間での印象についてから始まり,オブジェクト指向の概念が説明される。最後に,関数型言語の特徴について解説している。

  • 漠然とオブジェクト指向が何かは分かるが、なぜ使うべきか?なぜ使われているか?に答えられない方は是非読んだほうが良いです!
    ストーリーが分かりやすい。

    IT系の技術書は難しく買いていることが多いため、良い本です。

  • 現在までC++を業務で使用しており、そこから、C言語とは異なるオブジェクト指向の考え方はとても便利なものであることは理解しているつもりだった。
    そこで、その便利と思うことが本当にオブジェクト指向の使い方なのか、まだ知らないオブジェクト指向の考え方があるのではないか?と思い、この本を手にとって見た。

    結果としては、
    私が認識していなかったオブジェクト指向の考え方というのはなかった。便利と思って使用していた技術や設計は、オブジェクト指向の根本的な考え方であった。
    それでも、改めてオブジェクト指向の考え方と向き合えたのはとても良かったと思う。

  • 現代ではソフトウェア開発者の中で常識として扱われ、取り上げて語られることも減ったオブジェクト指向。
    本書はそのオブジェクト指向が生まれるに至った歴史から、一緒に扱われることの多い技術やそのノウハウ、開発手法などを網羅的に扱っている。
    一つ一つのトピックは浅めであるものの、初学者がより深く学習するにあたって道標となるような部分は多い。

    10年前の書籍にもかかわらず、今盛り上がりを見せているアジャイル開発に触れていたり、様々な言語でエッセンスとして取り上げられている関数型プログラミングについてページを割いて解説しているところが驚きだった。

    今読んでもしっかりとわかりやすく、陳腐化していない考え方を学べる良書だったと思う。

  • クラスとはグローバル変数とサブルーチンをまとめておく仕組みのこと???

  • <きっかけ>
    有名な本だったため
    オブジェクト指向とよくいうけど、
    それが何なのか人に説明できるようになりたかったため

    <感想>
    読んでるときは納得し理解できたけど、
    人に説明できるようになるにはもう少し勉強が必要かも。
    良書だった。オブジェクト指向について、それが登場するまでの歴史を絡めて説明されていたためなんのために活用されているのかが非常によく理解できた。特にグローバル変数の参照を減らすため、の下りは非常に納得感があった。メモリ周りの話もわかりやすく、ヒープ領域にインスタンスのメモリが確保されることや、それをガベージコレクションでどのように削除しているかも理解できた。少しJava触ってみました、くらいの人に最適なオブジェクト指向解説本だと思う。後半は読み物のような感じのため、読み返す時は前半だけでいいかもしれん。

  • オブジェクト指向の入門書の決定版。
    どのオブジェクト指向言語を学んでいても、この書籍のサンプルコードなら理解できるはず。

  • タイトル通り、「オブジェクト指向でなぜ作るのか」ということを平易な説明で解説してくれる本。

    本としてはかなり読みやすく、1文字ずつ読むよりはざっと段落単位で読み飛ばしながら読んでもある程度理解できるものです。

    この本を読んだからといって設計ができることは決してなく、いかにオブジェクト指向が重要であるかを背景とともに理解できるのがメリット…というよりこの本の意義であるように思います。

    プログラミング初学者が読むべきもので、ある程度コードを書いたことがある人なら復習程度に読むくらいでしょうか。

  • 「オブジェクト志向とはなんなのか」ということが、細分化されて分かりやすく書かれていました‼️

    今までなんとなく使っていた、クラス、ポリモーフィズム、インスタンス、アジャイル開発といった言葉ですが、「どうして作られたのか、そうなったのか」という背景の部分まで書かれており、とても分かりやすかったです。

    私はRubyしか触ってないので、プログラミングの歴史の部分はあまり理解したとは言い難いのですが、勉強を進めていく中で、時折読み返そうと思える良書でした‼️

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ウルシステムズ株式会社所属。メインフレームによる金融システムからマイクロコンピュータを使った制御系システムまで、いくつかのシステム開発を経験した後、30代前半でオブジェクト指向モデリングとSmalltalk、(Observerパターンの)MVCフレームワークに出会い、衝撃を受ける。その後、技術コンサルティングの仕事を経て、2001年にウルシステムズのスタートアップに参画し、現在に至る。著書/翻訳書:『UMLモデリングレッスン』(著、日経BP)、『リファクタリング 第2版』(共訳、オーム社)、『レガシーコード改善ガイド』(共訳、翔泳社) ほか

「2021年 『オブジェクト指向でなぜつくるのか 第3版 知っておきたいOOP、設計、アジャイル開発の基礎知識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平澤章の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×