- Amazon.co.jp ・電子書籍 (298ページ)
感想・レビュー・書評
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20年ぐらい前に読んだ時にはもっとスラスラ読めてたはずなんだけどなー。私が歳とっただけなのかも。Amazonで2巻からが本番って言ってたやつ信じて3巻に期待。
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3.2
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夏に読むべき小説、イリヤの空の第2巻。
アクションたっぷりの正しい原チャリの盗み方後編と、みんな大好き学園祭の十八時四十七分三十二秒前後編。
主人公である浅羽視点での描写が思いのほか少なくて、かなり多角的にキャラの関係や価値観の違いを表しているのがすばらしいと思う。
町の歴史や駐留アメリカ軍がいることによる文化の醸成、みんながうっすらと思っている違和感など、ここまでしっかりと社会をラノベ的ディフォルメとリアリズムを混ぜて描写できているのは秋山瑞人だけなのではないだろうか。 -
・学園青春コメディなんだけど、その後ろで何かSF的な戦争が見え隠れしてる。
・あとこの本の後半だとほとんどヒロイン不在。だけど物語の中心にいる感じ。 -
学園ものとくれば学園祭は付き物。中学校の学園祭にしてはずいぶんとはっちゃけているけれど、楽しそうな雰囲気はよく伝わってくる。浅羽の両親じゃないけれど、若いっていいなあ。そんな中描かれる夕子の思いと晶穂の想い。そしてすこーしずつその物騒な謎が明かされてゆくイリヤ。彼らのセカイ、そして世界はどうなるの?