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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (538ページ)
感想・レビュー・書評
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やがては「深・珍夜特急」(と並べて書くものでもないが)に連なる、バックパッカー文学の走りで、1961年当時のベストセラー。戦争の傷も癒えず、カラーテレビも新幹線もない時代の日本を飛び出して、世界一周貧乏旅行(とは言うものの、その元手はフルブライト奨学金であったらしい)に出た小田実の紀行文。
まだ黒人差別が平然と行なわれていた時代の米国、漠然とした「西洋への憧れ」の正体、現在に至るもまったく改善されないイランやインドの貧困に触れ、やがて「ベ平連」へと継がっていく小田実の思想を形作った快著。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごい行動力だな、古い本だけど。
「朝鮮で、中国で、また他のアジア各地で、われわれが何をなしたかは、これはもうわれわれすべてがよく記憶していることであろう」
大東亜戦争とか南京大虐殺ねつ造のことを言っているのか?
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