さらば国分寺書店のオババ 「椎名誠 旅する文学館」シリーズ [Kindle]
- クリーク・アンド・リバー社 (2014年5月29日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (267ページ)
感想・レビュー・書評
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この4月から小平に引っ越して来た。どこかに行くとしても国分寺駅を利用するのだが、国分寺駅を利用するにあたり気になっていたこの本を探していたのだが、ちょうど会員登録した国分寺図書館にて発見!出会に感謝しつつも手に取って最初の数ページをみて、旧国鉄の話からスタートする。刊行されたのが1993年とあるので80年代半ばの話か。公務員の制服に散々毒を吐きながら、展開するストーリー。パーティのウニの話もわかる。主人公の国分寺のオババがいつ登場するか、待ち侘びて、登場して、オババの毒も散々聞かされたのだが、最後にどんでん返し←大袈裟か。今はすっかり様変わりした国分寺駅南口だが、このあと、国分寺のオババの足跡を辿ってみようと思う。
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椎名さんの「遺言未満。」や「失踪願望。」を読んでいて、ふとamazonを見てみると、kindle unlimitedに、この本があるではないですか。懐かしくなって、読み始めたところに、目黒さんの訃報。旅する文学館のシリーズは、巻末に、椎名・目黒対談が掲載されているのだ。ああ、この掛け合いも、もう新しいものを読めなくなるのか、と思うと悲しくなってくる。合掌。
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ラーメン評論家の騒動で、ネット界隈で昭和軽薄体が取り沙汰されていたので、その元祖ともいうべき椎名誠の本書を手に取る。
結論から言えば、件の評論家の文書などとは比べ物にならない品性とブンガク的素養に満ち満ちた名文だった。
制服組と、コームインに対する呪詛というか、ずっとしつこくくどくどと恨み節的な言句をひたすら並べていく独特の感性が、流石だなあ、とワタシは非常に感銘を受けたものだった。 -
面白いとは読みやすしと思う そういう意味で椎名誠は面白い
中味はどうでもいい。? -
無駄な文章が多い
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椎名誠の作品は実はちゃんと読んだことがなかったのだが、いや、なかなかおもしろかったです。