木橋 (河出文庫) [Kindle]

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  • 河出書房新社
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感想・レビュー・書評

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  • 静かに語りかける文書であった。
    4人を射殺するなんて事は当然の事ながら許されるべき事ではない。
    しかし本来なら優秀で文才のある少年をこのようにしてしまった世の中も責められるべきであろう。
    読後、文中の絵を頼りにGoogle mapにてストリートビューを見た。
    木橋(幡龍橋)からの岩木山の眺め、板柳駅、少年Nの姿が目に浮かんだ。何とか手を差し伸べられなかったのかと思う。

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著者プロフィール

1949年、北海道に生まれる。
1965年、青森県の中学校を卒業後上京、職を転々とする。
1968年、4件の連続殺人事件を起こし、69年に逮捕。以後、獄中で思索や創作活動を開始する。83年、小説「木橋」で第19回新日本文学賞受賞。
1990年、死刑判決が確定、97年、東京拘置所で死刑が執行される。

主な獄中記に、『無知の涙』(1971、河出文庫=1990)、『人民をわすれたカナリアたち』(1971)、『愛か―無か』(1973)など、
主な小説に、『木橋』(1984、河出文庫=1990)、『捨て子ごっこ』(1987)、『なぜか、海』(1989)、『異水』(1990)、『華』(1997)などがある。

永山子ども基金 https://nagayama-chicos.com/

「2023年 『捨て子ごっこ 永山則夫小説集成2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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