- Amazon.co.jp ・電子書籍 (156ページ)
感想・レビュー・書評
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気分が悪くなってしまった
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目を背けてはいけない現実である。
少女の時にどれだけ大人が寄り添うことができるかが大切だと思う。 -
自分とは殆ど縁のない、なかった世界の話であり、異世界か別時代の出来事を読んでいるようだった。本書の中で取材された人々は現在コロナが猛威を振るう中、どうなってしまったのだろう。3つの縁を失った最貧困と定義された人々はもちろんのこと、本書で言及されている、当時マイルドヤンキーと呼ばれた若者たちも今では40近くなり、当時のような関係性は続けていられるのだろうか。彼らのその後が知りたくなった。
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現実と誤解、怖い
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最貧困の女性とはどんな生活をしているのか確認してみたくて買ってみました。
生まれた時の環境にかなり左右されるようで、読んでいていたたまれなくなった。
途中から面白い内容も無さそうだったので、読むのをやめてしまった。 -
著者は貧困の原因を低所得に加えて「3つの無縁 (家族の無縁・地域の無縁・制度の無縁)」と「3つの障害 (精神障害・発達障害・精神障害)」と考え、そこに至るまでの取材活動のエピソードを記している。その中でも特に「女性」にフォーカスし、セックスワークの世界に吸い込まれる社会構造を考察している。
あまりの生々しさに、人によっては読むのが辛いかもしれないが、実態を知るには有益な一冊。ただ筆者も自身で言及しているが貧困に関する考察は乏しく、もやもや感や無力感やが残るので注意。貧困について詳しく考察するなら、セルジュ・ポーガムの『貧困の基本形態―社会的紐帯の社会学』をお薦めしたい。
https://booklog.jp/item/1/4787715119 -
「顔ブス」「デブ」「バカ」「性格ブス」の女は、どうやったら生きていけるのか。
どうすれば幸せになれるのか、ではなく、どうすれば生きていけるのか。
親と折り合いが悪く、弄りに乗らないから表面上ツルむやつもいない。
そんな女はどう生きていけばいいんだろう。
ブスでバカでデブで寄生虫(男)も寄り付かないなら生きてる価値がない。
記筆者にではなく、社会にずっとそう言われ続けているようで、しんどい内容だった。