本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (244ページ)
感想・レビュー・書評
-
2023/5/10
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ルソー最晩年の著作。こんな状況に追い込まれた人はいないんじゃないか。手記が心を打つ。日本人が好きそうと思った。「方丈記」に似たところがある。またルソーはキリスト教徒、信仰の書としても読める。20歳ごろ読んで感動した本、いままで多くの本を読んできたけど、いま読んでも心に染み入った。受け継がれてほしい古典。
-
生涯孤独になったルソーが、なぜ自ら選んで世捨て人の孤独になってしまったのか?を追想する話で独り言形式で書いている。40歳を人生の到達点だと考えて、どう生きるか?を試行錯誤しながら生きていったようだ。賢明であること、真実の人であり謙虚な人であること。生涯知りたい事を学ぶ欲求や人間関係の心理合戦、幼少期の小さな嘘の話など興味深い流れではあるが、ウダウダ言い訳してるようにも読める。本の最後の四分の一は、解説になっている。図書館で借りた本。
全4件中 1 - 4件を表示