後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 内村鑑三の講演集である。内村があまりにも有名であるがゆえに、すでに読んでいた気がしていた。これを読んで改めて内村を認識した。
     薄い講演集ですぐ読めるので、内村鑑三はどのようなことを行っていたかを知るためにはいい本であろう。

  • カーライルの『革命史』何十年ほどもかかって書き上げた書物を友人に貸したら、その家の下女が焚きつけのため火にくべた。カーライル、ショック!!
    書いたものを火にくべられて失望するような人間の書いたものは世に出してもつまらぬもの。もう一度書き直せと自分を鼓舞して書き上げたのが『フランス革命史』

    デンマーク 1864年ドイツ、オーストリア二強国に敗れ2州割譲
    ユグノー派のダルガスが「外に失いしところのものを内において取り返すを得べし。
    剣をもって失ったものを鋤をもって取り返さん」ー智き愚人がいて復興がなされる。
    「かくて今より百年後には自分を国賊と呼んで窘めし日本人は自分の書いた小著述の結果として数十億円の富を得るに至るであろう。誠に気持ち好きことである。国人に嫌われながら彼らのために尽すは特別の名誉である」

  • 2019年3月③

  • いろんな意味でいいテキストだと思う。一読すると元気が出てきます。

  • 内村鑑三はやはりその時代の人で、愛や親切や誠実よりも雄々しく真っ正直に「世を作る」ことを男子の第一義としていたのね。あくまで神の召しによるものと語っているけど、ほんとはどうなんだろう。彼が世に愛されたく理由はこれだったのか。なんかなぁ、好きな考え方じゃないや

  • 何のために生きるのか?考えさせられる本です。死ぬとき何を残したいのか?と考えて人生を賭けて残せるように日々一生懸命に行動していくこと、挑戦を続けていくことが大事なんだと思った。

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著者プロフィール

1861年生まれ、1930年没。思想家。父は高崎藩士。札幌農学校卒業後、農商務省等を経て米国へ留学。帰国後の明治23年(1890)第一高等中学校嘱託教員となる。24年教育勅語奉戴式で拝礼を拒んだ行為が不敬事件として非難され退職。以後著述を中心に活動した。33年『聖書之研究』を創刊し、聖書研究を柱に既存の教派によらない無教会主義を唱える。日露戦争時には非戦論を主張した。主な著作は『代表的日本人』、『余は如何にして基督信徒となりし乎』など。
佐藤優
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。現在は、執筆活動に取り組む。著書に『国家の罠』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。おもな著書に『国家論』(NHKブックス)、『私のマルクス』(文藝春秋)、『世界史の極意』『大国の掟』『国語ゼミ』(NHK出版新書)など。『十五の夏』(幻冬舎)で梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。ほかにも著書多数。

「2021年 『人生、何を成したかよりどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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