怪盗ニック全仕事1 (創元推理文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  •  一話が短いので寝る前に読むにはちょうど良いボリューム。
     毎回珍妙なものを盗んでもらおうとする依頼人に対する「[Why]」と、ニックがそれをどうやって盗むか、の「[How]」がこの小説のポイント。というかそれだけに特化している。
     ただ、その手軽さには悪い面もあって、どうしても「話に引き込まれて夢中になる!」とまで盛り上がらない。まあまあ面白い感覚がずっと続いて終わっていくので正直飽きが出てくる。
     ニックそのものの人物描写や設定も、とりわけ魅力的ではないのもその一因か。
     第二集を買うかは微妙。恐らく買わない気がする…。

  • ポケミス3冊持ってるんだけどね。全仕事ときたら買わねばなるまい。
    という程度には好きです。怪盗ニック、大好き。
    価値のないものを盗むという一点のみに拘り、バカミスだったりパズルだったりでバラエティに富んだ作風は流石です。
    このあとも一気読みしないでちみちみ読みます。

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著者プロフィール

Edward D. Hoch (1930-2008)
アメリカの作家。ニューヨーク州ロチェスター生まれ。ロチェスター大学に学び、広告関係の仕事をするかたわら、1950年代に短編を書き始めた。1955年に「死者の村」を雑誌に発表してデビュー、「長方形の部屋」(67)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀短編賞を受賞し、専業作家に転じた。以降50年以上にわたり、短編ミステリの第一人者として活躍し続けた。短編の総数は950編以上にものぼり、当代きってのプロの雇われ泥棒ニック・ヴェルヴェット、コネチカット州の名もない街の警察の凶悪犯罪班のリーダー、レオポルド警部、引退した一般開業医で、不可能犯罪のスペシャリスト、サム・ホーソーン医師、ホックのデビュー作の主人公であり、年齢二千歳とも噂されるオカルト探偵サイモン・アーク、暗号解読の専門家で、イギリス諜報部極秘部門秘密伝達局の局長ジェフリー・ランドなど、数多くのシリーズ・キャラクターを生み出した。長編は数冊のみ。2001年にアメリカ探偵作家クラブ生涯功労賞を受賞したほか、数々の栄誉に輝いた。

「2023年 『フランケンシュタインの工場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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